「この石には金運の意味がある」
そう書かれた説明を読んで、パワーストーンを選んだことがある方は多いと思います。私も鑑定の中で、身につけているブレスレットについて伺うと、意味を調べてから買ったという答えをよく聞きます。
ただ、そのパワーストーンの効果は、誰が決めたものなのでしょうか。
私は鑑定で、一般に言われている石の意味を参考にしていません。同じ種類の石でも、一つひとつ役割が違うと感じているからです。
今回は、私が石を見るときに何を基準にしているのかと、それでも意味で選びたくなる気持ちについて書きます。
私は、石の意味を参考にしていません
鑑定で石を見るとき、金運や恋愛運といった一般的な意味は見ていません。見ているのは、その石が今どういう状態にあるかと、目の前の方に今何が必要かです。だから同じ「金運を上げたい」という目的でも、選ぶ石は人によってまったく違います。
ただ、これは意味で選ぶことを否定する話ではありません。実際に意味から選ぶ方は多いですし、それで納得して身につけているなら、何も問題はないと思っています。
私が疑っているのは、選ぶ人ではなく、意味のほうです。
その意味は、どこから来たのか
意味を調べたという方に、何で調べたのかを伺うと、たいていは本だという答えが返ってきます。インターネットの記事も、元をたどれば書籍に行き着くものがほとんどです。
書かれている以上、そういう意図が込められてきたこと自体は、あるのだと思います。長い時間をかけて、その石がそう扱われてきた歴史がある。それを否定するつもりはありません。
ただ、私の感覚では、教科書に書かれている通りに揃うことはありません。
そう思う理由は、石を視て感じるものがあるからです。
同じ石でも、この子とこの子では役割が違う
石には個性があります。
同じ種類の石を並べても、この子は活力を後押ししてくれると感じるものもあれば、この子は内側を強くする方向に働くと感じるものもある。名前は同じでも、役割が違う。
あくまで私の見立てです。測ったわけでも、誰かに教わった見分け方でもありません。ただ、一般的に言われている効果とは違うと感じることが、実際にあります。石と向き合ったときの感覚については、天然石に個性はあるのか|霊視で石と「会話」をするという話に書きました。
だとすれば、種類の名前で決まる意味を頼りにするよりも、自分が気に入ったかどうかで選んだもののほうが、その人に必要な石なのではないか。私はそう考えています。
ブレスレットを何で選んだか、聞いてきました
鑑定に来られた方に、今つけている天然石のブレスレットを何を基準に選んだのか、伺うことがあります。返ってくる答えは、だいたい四つに分かれます。
- 自分がいいなと思ったもので選んだ。
- 意味を調べてから買った。
- お店の方などに選んでもらった。
- 人からもらった。
直感で選ぶ方が多いだろうと予想していたのですが、意外だったのは、意味を調べてから買っている方が思っていたよりずっと多かったことです。
今の自分に足りないものを、補ってくれる石を探している。そういう選び方です。目的があって、それに合うものを選んでいる。
意味で選ぶ人の中にある、失敗したくない気持ち
その話を聞いていて、私が思うようになったことがあります。
必要なものが欲しいという言葉の裏側には、失敗したくない、安心して選びたいという気持ちがあるのではないか。
自分の感覚が正しいのかどうか分からない。だったら、書かれているものに沿って選んだほうが確かだと思える。その気持ちは、私にも分かります。
これは石に限った話ではありません。決められないときに、外側にある基準を借りる。同じことは他の場面でも起きていて、「どうしたらいいですか」と聞く人へ|自分で決められない仕組みにも書きました。
だから私は、迷ったときに人に委ねるのも、良い選び方だと思っています。お店の方に選んでもらう。贈られたものを身につける。自分で決めていないように見えて、それも一つの流れです。
思いもよらない石が、手元に来ることがあります
「石は必要な人に届く」という言い方があります。「石が持ち主を選ぶ」とか「石が持ち主を決める」などとも言われたりします。
私はこれを、縁のことだと考えています。
天然石を求める時には、自分の中にすでにイメージがあって、それを探しに行くことが多いと思います。ただ、探していたものとは違う石が、思いもよらない形で手元に来ることがある。人からいただいたり、たまたま入った店で目に留まったり。
私は、そちらのほうが面白いと思っています。天然石との出会いも、天然石を持つことの楽しみの一つです。
一方で、惹かれる感覚をどこまで信じていいのかという問題もあります。強く惹かれたときに、私が一度立ち止まるようにしている理由は、石が持ち主を決めるのは本当か|惹かれる感覚は信じていいのかに書きました。
意味を調べて選んだ石を、手放す必要はありません
ここまで読んで、今つけている石が間違いだったと感じた方がいるかもしれません。そんなことはありません。
意味から選んだのだとしても、最後にそれを選んだのはご自身です。すでに身につけているなら、それは今のあなたが選んだものです。
そのうえで、次に選ぶ機会があったら、意味を見る前に一度手に取ってみてください。持ってみて落ち着くか、少し気持ちが上がるか。確かめるのは、それだけで十分です。
自分の感覚を基準にするのは、最初は心もとないと思います。私も、以前は強く感じるものを絶対に良いものだと思い込んでいました。でも、そういうものでもありません。感覚は、確かめ続けているうちに少しずつ精度が上がっていきます。
一般に言われていることをそのまま受け取らず、自分が視たものと照らして確かめる。私が石に対してしているのは、それだけです。同じことを霊視でも占術でもしていて、なぜそう視えるのかを自分の言葉で説明するようにしています。
ここに書いたのも、私が視てきたものから出した見立てにしか過ぎません。
なぜそう考えるようになったのかは、はじめにのページに書いています
PSYCHIC READING
その「なぜ」を、言葉にする
頑張っているのに噛み合わない。理由もなく疲れる。同じことを繰り返している。
その原因を霊視で追跡して、言葉にします。生年月日は使いません。
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