金縛りには2種類ある|疲れによるものと、そうでないもの

夜中に目が覚めて、体が動かない。

声も出せず、胸のあたりに重さがある。誰かがいるような気配を感じる。

金縛りを経験したことのある方なら、この感覚が分かると思います。そして今は、その正体が睡眠中に起こる体の反応であることも、広く知られるようになりました。

私は、その説明が正しいと思っています。人の体に起きていることなのですから、脳や体の仕組みから説明されるのは当然です。

そのうえで、私は金縛りには2種類あると考えています。

疲れによるものと、霊的な要因が絡むものです。なぜそう言えるのかというと、私自身がどちらも経験しているからです。

今回は、その2つをどう見分けているのかについて書いていきます。

はじめにお断りしておくと、ここでいう霊的な要因が絡む金縛りは、医学的に分類されたものではありません。私自身の経験を観察したうえで、そう感じているものです。ここから先は私の見立てであって、医学的な説明を否定するものではありません。

目次

メカニズムと、きっかけは別の話です

先に、この記事の立場をはっきりさせておきます。

金縛りが起きているとき、体に何が起きているか。意識が先に覚めているのに、体はまだ眠っている。だから動かない。胸の圧迫感も、そこで説明がつきます。

この仕組みについて、私は何も否定していません。むしろ、その通りだと思っています。

私が言いたいのは、その仕組みが動き出すきっかけのほうです。

同じ現象が起きるとしても、それを引き起こしたものが何だったのかは、また別の話ではないか。トリガーの部分に、霊的なものが絡む場合があるのではないか。私はそう考えています。

逆に言えば、金縛りそのものは、まず身体の反応として考えるべきものだと思っています。

金縛りのときに霊のようなものを見たという話は、よく聞きます。私自身も見たことがあります。

ですが、見えたからといって、それが全部霊的な出来事だとは思っていません。

覚醒と睡眠の境目で、脳が実際にはないものを見せることがある。この説明にも私は納得しています。実際、私が見たものの多くは、そちらだったと考えています。

では、何をもって区別しているのか。そこから書いていきます。

感情のほうが、先に来る

私の体験を通しての、いちばん大きな気づきがこれです。

霊的な要因が絡んでいるとき、感情が先に来ます。

見えたから怖い、ではありません。何かを認識するより前に、本能的な危機感のようなものが立ち上がる。理由は分からないのに、まずい、という感覚だけが先にある。

この順番が、疲れによる金縛りとは違います。疲れのときは、体が動かないという事実が先にあって、そこから恐怖が生まれる。順番が逆なのです。

これを踏まえたうえで、私に起きる金縛りを3つに分けて書きます。

1、寝入りばなに起きるもの

眠りについて間もない状態で起こる金縛りです。

私はこれを、疲れによるものだと認識しています。昼寝をしてしまって眠気がないのに早く寝ようとしたときなど、体と意識のずれが大きいときに起こりやすい。

このパターンには、はっきりした特徴があります。金縛りが来る前に、今から起こると感覚的に分かるのです。

分かるということは、意識のほうが先に起きているということです。それなのに体は眠っているから動かない。胸の圧迫感もあります。ここで恐怖を感じる方は多いと思います。

ただ、何度も経験していると、恐怖はなくなります。またか、という感覚しかありません。

起こった直後は体がやけに疲れますが、またすぐに眠りに落ちることが多い。そして私の場合、同じ金縛りを立て続けに2〜3回繰り返すことがよくあります。

2、眠りの途中で起きるもの

眠り始めて数時間経ってから、突然起こる金縛りです。

徐々に圧迫感が強くなっていく感覚があります。これも、私は疲れによるものだと考えています。

このときに、霊体のようなものを見ることがあります。ですが、これは幻覚だと思っています。

なぜそう言えるのか。霊的な感覚として捉えたときに、いる感じがしないからです。

霊視で捉えられない、というより、視えたとしても重さがない。何かをエネルギーとして知覚してはいても、霊体として動くだけのエネルギーを感じない。そこが決定的に違います。

見えるか見えないかではなく、そこに質量があるかどうか。私はそこで区別しています。

3、夢から入るもの

ここだけは、私は疲れだけではないのではないかと考えます。

前提として、夢に見たものが全部霊的だとは言いません。夢も脳が作り出しているもので、その延長として幻覚が生まれることも考えられます。

それでも私は、夢は大きなポイントだと考えています。

私が霊的な金縛りだと感じるときは、いつも決まって夢を見ています。そして、そのほとんどが明晰夢です。夢だと自覚したまま見ている夢のことです。

つまり、意識がはっきりしている。自分でもこれは夢だと分かっている。それなのに、感情だけは非常にリアルに動いている。起きている時と同じ意識でいます。

その夢の中で、得体の知れないものと遭遇する。あるいは、姿は何も見えていないのに、直感的な危機感だけを感じる。そこから目が覚めると、すでに体が硬直している。

このとき、圧迫される場所が違います。胸ではなく、首を掴まれているような感覚があることが多い。そのときによって、起こることも感じることも違います。

例えば、耳元で息遣いを感じることもあれば、顔の前に迫り来るものを見る場合などです。

そして、金縛りが解け、起きた後に残るものがあります。部屋全体の圧。違和感。体に残っている感覚。これらが、疲れによる金縛りとは明らかに質が違う。

疲れによる金縛りの場合、そのまま寝落ちしていることが多い。霊的だと感じ時の場合は、意識ははっきりしているので、金縛りが解けたら起きて状況を整理することが多いです。

なぜ、夢なのか

これも、脳の構造としては説明がつくのかもしれません。

そのうえで、私はこう考えています。

霊体とは、感情であり思念です。肉体に直接干渉するものではなく、意識のほうに影響を及ぼすものだと私は捉えています。

そう考えるなら、夢という形で表に出てくるのは、むしろ自然なことです。意識に働きかけるものが、意識の領域で現れる。

見えているものは、脳が作り出しています。それは間違いありません。ただ、その脳の働きが外部からの干渉によって引き起こされているのだとしたら、どうでしょうか。

現れる現象は1つでも、そこに至る道筋が1つとは限りません。

得体の知れないものと対峙してしまったときの焦り。私の場合は、それが起きています。疲れとの違いを見分ける1つのポイントとして、夢とリンクしているかどうか。私はそこを見ています。

医学的な説明を、否定したいわけではありません

繰り返しになりますが、金縛りのメカニズムについて、私は医学的な説明が正しいと思っています。

ただ、医学的に説明できるのだから、それ以外は全部勘違いだと言われると、自分の中で腑に落とすことができません。

説明されているのは、体に何が起きているかです。なぜそれが起きたのかまでは、そこに含まれていません。

私は、その部分に霊的なものが絡む場合があると考えています。すべてではありません。私自身の経験でも、ほとんどは疲れによるものです。

体の重さや消耗そのものについては寝ても疲れが取れないのはなぜか|霊視で視える背中の消耗に、外からの影響の受けやすさについては霊的な影響を受けやすい人の構造|霊視で視るバリアの薄さと圧に書きました。

判断のしかたについて

金縛りが続いていて生活に支障が出ているなら、睡眠の専門的な相談ができる医療機関を受診してください。睡眠のリズムや疲労が関係していることが多く、そちらで改善する場合があります。順番として、そちらが先です。

そのうえで、ここに書いた区別を使うとすれば、こうなります。

寝入りばなに起きて、予兆があって、繰り返す。私の場合は、疲れによるものだと考えています。

眠りの途中で起きて、何かを見たとしても、重さを感じない。これも、私の場合は疲れによるものだと考えています。

明晰夢の中で危機感を持ち、目覚めた後にも部屋の圧が残っている。疲れだけではないのではないかと私が考えるのは、このときだけです。

そして、見えたかどうかでは判断していません。感情が先に来たかどうか、目覚めた後に何が残っているか。私が見ているのはそこです。

金縛りにあったから何かが憑いている、という話ではありません。ほとんどの場合、それは体からの信号です。

自分の身に起きたことを、すぐに霊だと決めつけない。かといって、気のせいだと切り捨てもしない。まず観察して、何が同じで何が違うのかを自分なりに見ていく。

私が大切にしているのは、その姿勢です。

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霊視・東洋占術 鑑定師|鑑定歴8年・累計400件以上。霊視を軸に、東洋占術とデザインの視点を重ね、人生と日々の営みを本質から整えるサポートを行っています。未来を当てることが目的ではありません。今、どこで流れが滞り、どこでズレが生じているのか。その現在地を正確に捉え、次の判断ができる状態へ整えます。

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