新しい靴をおろす日を、いつにしようか迷ったことはありませんか。
大安を調べる。月初まで待つ。一粒万倍日に合わせる。新しい靴とスピリチュアルを結びつけて調べていると、そういう情報がいくらでも出てきます。
私は、日を選ぶこと自体は悪くないと思っています。ただ、順番が逆になっていることが多い。
新しい靴をおろすと運が上がるのではありません。おろすときに起きている心の状態のほうが、運を作っています。
この記事では、そのときに何が起きているのかと、買い替えるかどうかをどう決めればいいのかを書きます。
おろす日を選びたくなるのは、期待があるからです
新しい靴を買って、箱に入れたまま置いてある。そういう状態の方は、案外多いと思います。
いつおろすか決めかねている。せっかくなら良い日にしたい。その気持ちの奥にあるのは、この靴で何かが変わってほしい、という期待です。
期待があること自体は、悪いことではありません。むしろ、そこには動きがあります。
ただ、その期待を日付のほうに預けてしまうと、おろす日がいつまでも決まりません。良い日を待っているうちに、季節が変わって履けなくなる。実際に、そういう話を聞いたこともあります。
上がっているのは、靴ではなく心の状態です
新しい靴をおろすとき、清々しい気持ちになります。
これは靴に限りません。新しいノートを開くとき。真新しいタオルを使うとき。おろしたての白いシャツに袖を通すとき。どれも、同じ種類の感覚だと思います。
新鮮な気持ちになる。少し背筋が伸びる。今日は何かできそうな気がする。
私は、この状態そのものが良い運の状態だと考えています。
順番を書くと、こうなります。新しいものをおろす。新鮮さを感じる。心が動く。その状態で人と会い、判断をする。だから、返ってくるものが変わる。
靴が運を運んできたわけではありません。靴は、心を動かすきっかけになっただけです。
旬を味わっている、という言い方が近いかもしれません。旬というのは、もともと暦の単位でした。詳しくは上旬・中旬・下旬の「旬」は、暦の単位でしたに書きましたが、いちばん良い時期を捉えるという意味が、この言葉には残っています。
新しいものには、旬があります。おろした瞬間が、いちばん新鮮です。その新鮮さを感じ取れているかどうかが、分かれ目になります。
新しくても、感じていなければ同じです
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
新しい靴をおろしても、何も感じない。ただ履いて出かけただけ。そういうこともあります。
その場合、新しさは働いていません。物が新しくなっただけで、心のほうが動いていないからです。
逆のことも起きます。長く履いている靴でも、手入れをして、磨いて、また履くときには気持ちが上がる。これは新しい靴をおろすときと、同じことが起きています。
私は鑑定で靴の状態を視ることがありますが、長く使っているから悪い、ということはありません。見ているのは年数ではなく、手入れをされているかどうかです。何年も磨かれずに乾いたままの靴と、古くても手をかけられている靴では、状態がまったく違います。
そのあたりの視え方については、靴が欲しくなるのはなぜか|霊視で視える足元のエネルギーに書きました。
新しいか古いかではなく、そこに気持ちが向いているかどうか。基準はそちらです。
靴ばかり買ってしまうとき、何が起きているか
新しい靴を買っても、しばらくすると、また次が欲しくなる。買ったばかりなのに、もう別のものを探している。
そういう状態のとき、更新されているのは物のほうだけです。
買う瞬間には、確かに高揚があります。選んで、決めて、手に入れる。そこには動きがある。ただ、その高揚は買う行為から来ていて、履くことからは来ていません。
だから、履き始めると落ちます。落ちるから、また買う。
これは物欲が強いという話ではないと思っています。新鮮さを感じる側が動かなくなっているので、感じるための材料を外側に足し続けている状態です。足しても足りないのは、材料が足りないからではありません。
一度、いま持っている靴を履くときの気持ちを見てみてください。何も動かないなら、次の一足を買っても同じことが起きます。
買い替えるかどうかは、年数では決まりません
では、実際に買い替えるかどうかをどう決めるか。
私は、三つの順で見ています。
- 物理的に使えるか
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底が抜けている。修理できないほど傷んでいる。そういう状態なら、手放すのが自然です。物には寿命があります。何でも手入れで戻るわけではありません。
- 手入れをして、まだ気持ちが動くか
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磨いてみる。洗ってみる。形を整えてみる。そのうえで履いたときに、少しでも気持ちが上がるなら、まだ使えます。上がらないなら、その靴とは終わっているのかもしれません。
- 新しいものを迎える余白があるか
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玄関に、履いていない靴が何足も出しっぱなしになっていないか。新しい一足を迎えるなら、置く場所が要ります。詰まったところに足しても、新鮮さは感じにくい。
足元と玄関の状態については、床に物を置くと運気はどうなるかにも書いています。
この三つを見れば、日を選ぶより先に決まることのほうが多いと思います。
密かに喜ぶ程度で、足ります
最後に、一つだけ書いておきたいことがあります。
新鮮さを感じるというのは、大げさなことではありません。
飛び上がって喜ぶ必要も、特別な気分になる必要もない。玄関で靴を履くときに、心の中で少し嬉しい。その程度で十分です。むしろ、その程度のものを拾えるかどうかのほうが、日々の状態を左右します。
日を選ぶのは、そのあとで構いません。おろす日を決めるより先に、おろすときに自分が何を感じるかのほうが、ずっと効きます。
新しいから運が上がるのではありません。新しさを感じられる状態にあることが、運のいい状態です。
箱に入れたままの靴があるなら、明日おろしてみてください。そのとき何を感じるかが、いまの自分の状態です。
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