霊がついているから、定期的に除霊に来たほうがいい。
そう言われた方から、ご相談を受けたことがあります。
来られたときは、はっきり不安がっておられました。言われてから時間が経っているのに、その言葉がずっと頭から離れないという状態です。
私が視たかぎり、その方に憑いているものはありませんでした。
ではその方は何ともなかったのかというと、そうではありません。困っている状態は確かにありました。ただ、その原因は霊ではなく、言われた言葉のほうだと私は判断しました。
この記事では、そのとき何を視て、何をお伝えしたのかを書きます。同じことを言われて不安を抱えている方に、自分で確かめられる判断を渡せればと思っています。
視た結果、何もついていませんでした
まず、その方の状態を視ました。
憑いているものはありませんでした。何かが張り付いている感じも、外から圧がかかっている感じもない。
視ていて感じたのは、別のことです。
言われた言葉が、その方の中に残っている。こびりついている、という言い方がいちばん近い。自分で剥がそうとしても剥がれない状態でした。
不安が続いている理由は、これだと思いました。
その状態は、言われたことで作られていました
もう少し正確に書きます。
私が判断したのは、その方はもともとその状態ではなかった、ということです。霊がついていると言われて、そこから不安が始まっている。
つまり、相談に行った先で、不安を持たされて帰ってきている。
言葉は残ります。特に、自分では確かめようのないことを言われたときほど残ります。霊がついているかどうかは、言われた本人には確認できません。確認できないことを言われると、否定する材料がないので、そのまま抱えることになります。
そして、定期的に来なければいけないという条件がついていた。自分では終わらせられない形になっていました。
私は、これを役割と逆だと考えています
ここは私の考え方の話です。
私がこの仕事でやっていることは、その方が自分で動けるようにすることです。今どこで止まっているのかを言葉にして、判断の材料として渡す。使うかどうかを決めるのは、その方です。
不安を強めて、定期的に合わないと解決しない状態を作るのは、その逆だと思っています。
除霊という行為そのものを否定しているのではありません。必要な場面はあります。私自身、受けたものを落とす技術は使っています。
問題にしているのは、扱い方のほうです。確認できないことを根拠にして、相手が自分で終わらせられない形にする。そこが違うと感じています。
私がどこに線を引いているかについては、占い師として、どこに線を引くかに書きました。
自分で確かめられる三つのこと
言われた側は、何が正しいのか分かりません。それが一番つらいところだと思います。
霊がいるかどうかは確かめられません。ですが、受けた鑑定がどういうものだったかは、自分で振り返れます。三つ挙げます。
- 一つめ。聞いたあと、軽くなりましたか。重くなりましたか。
-
役に立つ言葉は、たとえ厳しい内容でも、聞いたあとに視界が開けます。何が起きているかが分かるからです。逆に、分からないまま不安だけが増えたなら、検討のよちが入ります。
- 二つめ。理由の説明はありましたか。
-
なぜそうなっているのか。いつからなのか。何がそうさせているのか。そこが説明されていれば、自分で扱えるものになります。結果だけ渡されたなら、扱えません。
- 三つめ。自分で終わらせられる形になっていますか。
-
続けて来なければいけない、という条件がついている場合は、一度立ち止まってください。何をもって終わりとするのかを聞いていいと思います。答えられないなら、そこが判断の材料になります。
この三つは、霊の話に限りません。占いでも鑑定でも同じです。
それでも気になるときは
こう書いても、言われたことがすぐ消えるわけではないと思います。
言葉は残るものなので、それは自然なことです。無理に忘れようとすると、かえって強くなります。
自分でできることを二つ書いておきます。
一つは、落とす技術を持つことです。人に頼らずにできる方法があります。浄化は毎日やらなくていい|霊視鑑定師が使う五つの方法と基準に、私が実際に使っているものを書きました。誰かに定期的に会いに行かなくても、手元で回せます。
もう一つは、影響を受けやすい状態そのものを知ることです。特定の場所や人と会うと決まって消耗する、という自覚がある方は、霊的な影響を受けやすい人の構造|霊視で視るバリアの薄さと圧を読んでみてください。霊がついているかどうかとは別の話として、仕組みがあります。
言われたことを、自分で置き直す
最後に書いておきたいことがあります。
言われた言葉をそのまま持っている必要はありません。
その言葉は、誰かが、その人の見立てで言ったものです。見立ては人によって変わります。私が視て何もなかったからといって、私が正しいと言うつもりもありません。私も、私の見立てを述べているだけです。
だから、どちらかを信じるという話ではないと思っています。
自分がどうしたいのか。今の状態をどうしたいのか。そこを起点に置き直してみてください。誰かの言葉を中心に置いている状態が続くかぎり、不安の出どころは自分の外にあり続けます。
抱えているものを外に出すことから始めていいと思います。
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判断の材料を、揃える
決めても、それが良かったのかを確かめる相手がいない。だから経験が次に積み上がらない。
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