占いを学んだ人が、みんな同じことを言うのなら、誰に頼んでも同じです。
鑑定師を選ぶときに、何を見ればいいのか分からない、という方もいると思います。私は、その人が学んだことを、自分でどう確かめてきたのかを見てほしいと考えています。
言われたことを学ぶだけなら、その人に頼む理由はないからです。
この記事では、占いを学ぶ過程を、守破離という言葉に重ねて書きます。そして、型を学んだ先で、鑑定師の見立てがどこで生まれるのかを、私自身の経験から書いていきます。
守破離は、型を受け取り、確かめ、離れていく過程です
守破離は、茶道や武道などで、芸や技を身につけていく段階を表す言葉です。
守は、教わった型をまず守ること。破は、その型を自分で確かめ、ときに破ること。離は、型から離れて、自分のものとして使えるようになることです。
利休の作と伝えられる歌に、「規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな」という一首があります。型を守り尽くし、破り、離れたとしても、根本は忘れるな、という意味です。
占いを学ぶことも、この過程と重なると私は考えています。
守:まず、言われたことを受け取る
私は、先生の言ったことを正しいものとして、まず受け取ってきました。
分からないところがあっても、その場では止めません。まず受け取って、自分の中に落とし込んでいく。疑問が出てくるのは、その後です。
講座で質問が出てこなかった私が、どう受け取ってきたのかは、「分からない」と「疑問」は違う|占いを学ぶとき、私がまず受け取る理由に書きました。
守の段階では、型を疑う前に、型をちゃんと持つことが先です。型を持たないまま自分の考えを出しても、それはただの思いつきになってしまいます。
破:古典で確かめると、辻褄が合わないところが出てきた
私が初めて占いを学んだ先生の理論は、私の土台になっています。
その後、古典などから基礎を鍛え直していきました。教わったことを、その元になっている考え方に照らして確かめていく作業です。
そうしていくと、辻褄が合わないところが出てきました。教わった理論の中に、古典の基礎と照らすと説明がつかない部分があったのです。
これは、先生が間違っていたという話ではありません。先生が教えてくれたのは、先生が積み重ねてきた中で組み立てた理論です。それを私が自分の土台で確かめたときに、合うところと合わないところが見えてきた、ということです。
破は、型を壊すことではないと思っています。型を、自分の手で一つずつ確かめることです。
離:使うところと、使わないところを選ぶ
確かめた結果、最終的に、私には使う部分と、使わない部分ができました。
これが、私にとっての離です。教わったものを捨てたわけではありません。古典の基礎に照らして、辻褄が合うところは使い、合わないところは使わない。その選択を、自分の責任でしている状態です。
たとえば、手相の生命線を、私は寿命として読みません。生活の傾向として読んでいます。これも、一般に言われている読み方を、そのまま受け取らずに確かめた結果です。そう考える理由は、生命線が短いと寿命も短いのか|私が寿命として読まない理由に書きました。
星や干支の意味も、暗記ではなく、五行という根拠から辿るようにしています。根拠まで辿れると、どこを使って、どこを使わないかを、自分で判断できるようになるからです。
選んで残したものは、それだけで使うわけではありません。霊視で捉えたものや、他の占術で読んだものと重ねて、一つの見立てに組み直しています。自分で確かめたものだから、組み合わせたときに、どこが噛み合い、どこが噛み合わないかが分かります。私が独自の鑑定の体系を組み立てられているのも、この積み重ねがあるからです。
その人に頼む理由は、どこで生まれるのか
同じ型を学んだ人は、たくさんいます。型が同じなら、そこから出てくる答えも、ある程度は同じになります。
違いが出るのは、その型を自分でどう確かめ、どこを使い、どこを使わないと決めたかです。そこに、その鑑定師の見立てが生まれます。
型通りに読むことにも、ブレが少ないという良さがあります。それを否定するつもりはありません。ただ、私は、確かめた先で自分の見立てを持つことを大事にしています。お金をいただいて鑑定をする以上、言われたことを繰り返すだけでは足りないと思っているからです。
離れても、本は忘れない
使わない部分ができても、最初に学んだものが私の土台であることは変わりません。辻褄が合わないと気づけたのも、最初に型を受け取っていたからです。
離るるとても本を忘るな。型から離れても、根本は手放さない。私が古典に戻って確かめ続けているのは、その根本を見失わないためでもあります。
鑑定師を選ぶときには、何を学んだかだけでなく、学んだものをどう確かめてきたのかを、聞いてみてもいいと思います。
CONSULTING
判断の材料を、揃える
決めても、それが良かったのかを確かめる相手がいない。だから経験が次に積み上がらない。
決めて、動いて、結果を確かめる。この一周を6ヶ月かけて一緒に回します。
鑑定を受けた方が対象です。事前の面談は行っていません。鑑定日から1ヶ月以内のお申し込みで、鑑定料 ¥20,000 を差し引きます。
まず霊視鑑定から
