「このままだと良くないことが起きます」
占いや鑑定でそう言われて、その言葉が頭から離れなくなっている。浄化のために毎月通いなさい、と告げられた。
私のところにも、他所で言われたことを抱えたまま来られる方がいます。占いで怖いことを言われた経験は、それほど珍しいものではありません。
この記事では、そう言われたときに私が何と答えているのか、そしてなぜそう答えるのかを書きます。怖い言葉を打ち消す方法ではなく、受け取った側でいま何が起きているのか、そして次に何をすればいいのかの話です。
怖いことを言われたら、一旦保留にしてと答えています
私が最初に伝えるのは、その言葉を今すぐ採用しなくていい、ということです。
嘘だから忘れなさい、という意味ではありません。本当かどうかは、そのときのあなたには判定できない。判定できないものを、怖いという理由だけで採用してしまうのが危ないと考えています。
恐れている最中の判断は、恐れが選ばせます。一番怖かった選択肢が、一番もっともらしく見える。本当かどうかではなく、怖さの強さで順番が決まってしまう。だから、決めるのを後ろにずらす。
天中殺や大殺界のような言葉で不安になる方も同じで、怖さの大半は、その正体を知らないところから来ています。正体が分かれば、扱い方の話に変わります。この構造は天中殺が怖いのは、その時期の正体を知らないからにも書きました。
恐れで頭がいっぱいの方は、他の考えが入る余地がなくなっています
他所で怖いことを言われた状態の方を視ると、不安でいっぱいの様子が視えます。上の空、という言い方が近い。目の前で話しているのに、意識がここにない。そのことで頭がいっぱいで、他の考えが入る余地がありません。恐れが、その一点に全部使われている状態です。
私が視てきた中ではそうだった、という話です。同じように怖いことを言われても、視え方が同じになるわけではありません。
ここで何が起きるかというと、動けなくなります。
本来なら、状況を整理して、順番を決めて、できるところから手をつけられたはずの方が、その一点から離れられないために、何も進められなくなる。不安にされたことで、変われるものまで変われない状態に入ってしまう。
私が怖い言葉を問題だと考えているのは、外れているかもしれないからではありません。当たっているかどうかに関係なく、受け取った人の生活を変えてしまうことです。
毎月来なさいと言われた方を視たときのこと
浄化をしないといけないから、毎月ここに来なさい。そう言われた、という方がいました。
先に書いておくと、これはほとんどの方には関係のない話です。
まっとうに続けている鑑定師のほうが多いですし、いま誰かのところに通っている方を、否定する意図もありません。
私は正直に言うと、できるなら1回で終わらせればいい、と思いました。そして、その状態がまた起きないように、生活や判断のほうを動かすのが筋だとも思いました。毎月通うことが前提になった時点で、その方は自分で決める余地を失っていて、私にはその形が、状態を良くしているようには視えませんでした。
誤解のないように書いておくと、継続して関わる形そのものを否定しているのではありません。私自身、半年かけて伴走する形を持っています。違うのは、終わりに向かっているかどうかです。
終わりに向かっている継続は、回を追うごとに、本人が自分で判断できる範囲が広がっていきます。終わりのない継続は、来るのをやめたらどうなるか分からない、という不安が接着剤になっている。後者は、最初に渡された怖さがそのまま続いているだけです。
もし今まさに通っている方が読んでいたら、やめるべきだという話として受け取らないでください。確かめる材料は1つです。通い始めた頃と比べて、自分で決められることが増えているか。増えているなら、それは機能しています。
無料で受けた鑑定で同じことが起きる場合もあります。そちらは無料鑑定は危険なのか|相手が実在しているかを確かめるに書きました。
私自身が、視られて怖いことを言われたときにしたこと
私も、他の方に視られて怖いことを言われた経験があります。
そのとき私は、自分が視えることを相手に伝えていませんでした。だから相手は、私が何を分かっているかを知らない状態で話していたことになります。言われた内容は、私が自分で視ているものと一致しませんでした。正直なところ、適当なことを言っているという印象を持ちました。
平常心でいられたのは、確かめる手段を自分が持っていたからです。一致するか、しないか。その場で照合できた。
問題は、ほとんどの方がその手段を持っていないことです。持っていない人に怖い言葉が渡されると、照合ができないまま、怖さだけが残ります。だから私は、自分で確かめられない状態のときは保留していい、という形で伝えています。手段を持たない側が自分を守れるのは、いったん置いておく、という一手だけだからです。
私が長いあいだやってきたのは、視えたものを現実と突き合わせて、一致と不一致を数え続けることでした。当たっていたかどうかより、どこがズレたかのほうを覚えています。その作業をしていない言葉は、私は自分の鑑定でも使いません。
体のことを言われた場合は、鑑定より先に医療機関です
手相や人相、霊視で、特定の臓器に何かがあると断定することはできません。
体質の傾向や、疲れが出やすい時期の見当をつけることはできます。それは否定しません。ただ、そこから先は診断であり、検査を通して医師が行うことです。鑑定で言える範囲を超えた瞬間、それは占いではなく、根拠のない医療的な断定になります。
体のことを言われて気になっているなら、鑑定で確かめるのではなく、医療機関で診てもらうのが先です。眠れない、食べられないといった状態が続いている場合も同じで、まず専門家に相談してください。
順番を逆にしないでほしい、というのが私の考えです。病院で異常が見つからなかったことと、身体に何もないことは別ですし、原因が特定できなかったからといって、それが霊的なものだと決まるわけでもありません。身体のことは身体の専門家が先。残ったものを、その後で視ます。
鑑定が渡すのは、怖さではなく次の一手
私は、鑑定を未来を当てるためのものだとは考えていません。今どこで流れが滞っているのか、どこでズレが起きているのかという現在地を読んで、次にどこへ足を置くかを決めるための材料を渡す。それが鑑定だと思っています。
だから受けた後に残ってほしいのは、怖さではなく落ち着きです。何が起きているのかが分かって、やることが1つ決まっている。その状態で帰ってもらえたなら、その鑑定は役目を果たしています。逆に、聞いた後に身動きが取れなくなったのなら、その言葉はあなたの役に立っていません。
そして、もしこれまでに怖い思いをしたことがあるとしても、それはあなたが弱いからでも、信じやすいからでもありません。不安を投げられれば、誰でもそちらに引っ張られます。人はそういうふうにできています。引っ張られたことを、自分の落ち度として数えなくて大丈夫です。
鑑定は、不安を煽るためのものではない。脅かされて動くのではなく、納得して動くために使うものだと考えています。
そして、納得して動くために必要なのは、言われたことを覚えていることではなく、なぜそうなるのかを自分の言葉で答えられることです。私がどういう考えで視ているのかは、はじめににまとめています。
CONSULTING
判断の材料を、揃える
決めても、それが良かったのかを確かめる相手がいない。だから経験が次に積み上がらない。
決めて、動いて、結果を確かめる。この一周を6ヶ月かけて一緒に回します。
鑑定を受けた方が対象です。事前の面談は行っていません。鑑定日から1ヶ月以内のお申し込みで、鑑定料 ¥20,000 を差し引きます。
まず霊視鑑定から
