私は、無料鑑定受けて愚痴を言う人が好きではありません。受ける側にとっての無料の落とし穴は、無料鑑定で損をするのは誰か|言われて終わる構図の話に書きました。この記事では、無料鑑定をする占い師の側について思うことを書きます。無料でやるなら、先に何を決めておけばいいのか、という話です。
無料は、人ではなく無料で選ばれる
無料には、「とりあえず」という気持ちが出やすくなります。誰に視てもらうかより先に、無料であることに価値が向いてしまう。そうなると、その人である必要がなくなります。人で選ばれているのではなく、無料で選ばれているのです。
ただ「無料でやります」と募集すると、集まるのはどうしても安さを優先する人になりがちです。受ける人が悪いのではありません。無料という形そのものが、そういう選ばれ方を生むということです。
無料鑑定で感謝されないのは、当然のこと
ときどき、無料鑑定をしたのに感謝されないと嘆く占い師の方がいます。私は、それは当然のことだと思っています。
無料鑑定という性質上、どんな方が受けに来るのかは、先に考えておくことができます。考えておけば、自分をすり減らさずに済んだはずです。それでも無料でやると決めたのは、自分自身です。だから、そこで不平不満を言うのはお門違いだと私は思っています。自分で選んだことの結果を、受けた人のせいにすることはできません。占い師なのだから、無料で受けるべきかどうかを先に占ってから決めればいい、とさえ思います。
「やってあげる」という気持ちは、与えすぎになる
感謝されないと感じるとき、おそらく無意識のうちに「やってあげる」という気持ちになっています。つまり、与えすぎです。与えたぶんだけ返ってくるものを期待するから、返ってこないと不満になります。
でも反対に、無料で提供したことで、自分の側が満たされている部分もあるはずです。占いをしたいという気持ちが、その場で叶っているからです。そこに目を向けると、一方的に与えたという感覚は変わってきます。
占いをしたいから、無料で募集しているのでは
無料鑑定を募集するのは、多くの場合、占いをしたいからだと思います。鑑定は、相手がいて初めて成り立つものです。勉強のためでも、実践経験を積むためでも。理由はなんでも構いません。その場を作るために、無料鑑定をしているのではないでしょうか。
だとしたら、受けてくれた方からはすでに、占いをする場という大事なものを受け取っています。そして目的がはっきりしているなら、無料ではなくモニター価格を設定すればいい。少しでも金額があれば、受ける側も「とりあえず」ではなく、選んで来てくれるようになります。
本当に困っている人に届けたいなら、受け方を工夫する
そうではない、本当に困っている人の力になりたいのだ、という方もいるかもしれません。
それなら、受けるためのハードルを上げないと難しいと思います。ただ無料で募集するだけでは、本当に困っている人なのか、無料だから受けてみたい人なのかを見極めることは簡単ではないです。たとえば、先にアンケートで今の状況を書いてもらい、抽選にする。その中から、自分が関わりたいと思える方にだけ目を向ける。届けたい相手に届くように、受け方を設計する工夫が必要ではないでしょうか。
それこそ占い師なら、占って決めればいい。
そうした工夫をせずに、受けた人のせいにしている発信を見かけると、私には、選んだ自分の問題だとしか思えません。
無料で提供して、何を得るのかを先に決める
大切なのは、無料で提供して何を得るのかです。私が無料で視るときは、必ず情報という対価をいただいています。それがあれば、無料でも価値の交換が成り立ちます。
何を得るのかが決まっていれば、感謝があるかどうかに振り回されることもありません。無料でやるかどうか、誰に向けてやるか、何と交換するか。どこに線を引くかは、始める前に自分で決めておけます。線引きについては、占い師として、どこに線を引くかにも書いています。
無料か有料かにかかわらず、私が鑑定をするうえで大切にしていることは、「はじめに」のページに書いています。
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判断の材料を、揃える
決めても、それが良かったのかを確かめる相手がいない。だから経験が次に積み上がらない。
決めて、動いて、結果を確かめる。この一周を6ヶ月かけて一緒に回します。
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