髪を切るのにいい日を探している方に、いちばん手軽な答えを先にお伝えします。
気持ちの上で手放したいものがあるなら満月の前後、新しく始めたいなら新月です。
そのうえで、もう少し自分に寄せた選び方を二つお伝えしていきます。
日付の一覧は毎年変わりますが、基準は変わりません。一度覚えれば、来年も使える。ここではその視点での開運日をお伝えします。
切ってはいけない日は、ありません
いい日の話をする前に、まず伝えておきたいことです。
髪を切ってはいけない日は、ないと私は考えています。
理由は単純で、髪を切ること自体に運を動かす働きがあるからです。切ることで悪くなるなら、本末転倒です。
ですので、前提としていつでも切っていい。
ただ、せっかく髪を切るのであれば、髪を切るのにより向いている日を選んだ方が良い。
というのが私の考えです。
私が暦を見て、髪を切る日を選ぶのはそのような意図からです。
だからと言って、いい日が来るまでわざわざ髪を伸ばし続けるのは、どうかと思います。どうせ切るなら良い日を選ぼうか。そのくらいの距離感がちょうどいいと思っています。
髪を切ると何が変わるのかについては、髪を切ると運気が変わる理由|長さではなく、軽さの話に書きました。
そのうえで、選べる状況なら選んだほうがいい。目的によって、向いている時期が違うからです。
一つめ。手放したいなら、満月の前後
満月は、古くから満ちたものを外へ出す象徴として捉えられてきました。気で言えば、外に向かって押し出す力が強まるタイミングです。
区切りをつけたいとき。頭の中を一度空にしたいとき。
なんとなく重い、気持ちの切り替えができない。そういう状態が続いているなら、次の満月前後を狙ってみてください。
新しく始めたいなら、新月です。
満月と対をなして、気は内側に引き込む方向に読みます。受け取る側に回るタイミングです。
満月と新月の日付は、カレンダーで調べられます。これがいちばん手軽な基準です。
二つめ。自分の干支と同じ日
満月や新月は、誰にとっても同じタイミングです。もう少し自分に寄せたいなら、こちらを使ってください。
自分の干支と同じ干支の日を選ぶ、という方法があります。その日の気の質と、自分が生まれ持った気の質が揃う日です。追い風とまでは言いませんが、噛み合わない状態にはなりにくいです。
ただし、干支は十干と十二支の組み合わせです。甲子、丙午といった形で、六十通りあります。だから完全に同じ干支の日は、六十日に一度しか来ません。待つには少し長い。
そこまで待てない場合は、十二支だけを合わせてください。自分が午年なら午の日、酉年なら酉の日。これなら十二日に一度巡ってきます。予約を取るうえでも現実的な間隔です。
その日の十二支は、暦注が載っているカレンダーで調べられます。
先に、自分の干支を確認してください。立春より前に生まれている方は、思っている干支と違うことがあります。確認の仕方は自分の干支が違っていた|幹と枝で読む、干支の本当の姿に書きました。
ただし、これは目安です。正確な吉凶を知るなら、その方の命式全体を見る必要があります。同じ十二支の日でも、命式との関係で意味が変わることはあります。そこまでは、この記事では責任を持つことはできません。
それでも、迷ったときの基準としては使えると思っています。
三つめ。暦の項目を見る
昔の暦には、剃頭や理髪という項目がありました。髪を切るのに適した日が、体系の中に記されていたということです。
ただし、日本で一般的に市販されている暦では、剃頭や理髪の項目はほとんど見かけません。十二直や二十八宿は載っていますが、散髪という日常の行為まで扱う形にはなっていない。
私が使っているのは、香港の暦です。日単位で、その日が何をするのに向いているかが細かく記されています。宜と忌という形で、その日に向いていること、向いていないことが並ぶ。剃頭も、その一項目です。
日付だけを並べている情報の多くは、この粒度を見ていません。吉日とされる日をいくつか拾って並べているだけで、髪を切るという行為が暦の中でどう扱われてきたかには触れていない。
もし本気で日を選びたいなら、暦そのものを手に入れるのが確実です。香港や台湾の暦は、通勝や通書と呼ばれる形で流通しています。日本語の解説はほぼありませんが、項目自体は漢字なので、読める部分はあります。
避けるべき日を、探さなくていいと思っています
暦には、避けたほうがいいとされる日を示す項目もあります。月破大耗といったものです。
ただ、これは髪に限った話ではありません。その日全体の性質を示すもので、髪を切ると悪いことが起きる、という意味ではない。
避けるべき日を調べて、その日を外して、また調べて。そうしているうちに、切らないまま時間が過ぎる。それでは、髪を切ることが面倒な作業になってしまいます。
日取りは、行動の精度を上げるためのものです。行動を止めるためのものではありません。
同じことを一粒万倍日は嘘なのか|当たらないと感じる理由にも書きました。
いつ動くかは、何をするかと同じくらい効きます
散髪に限らず、契約や新しいことの開始など、重要なタイミングを暦から選ぶことを擇日といいます。
同じ種を蒔くにも、土の状態と季節を見て蒔く。それが農業の基本であるように、人の判断にも時期があります。
ただ、擇日が効くのは、動くと決めたあとです。動くかどうかを暦に決めてもらうのとは、順番が逆になります。
日に自分を合わせるのではなく、目的に合わせて日を選ぶ
三つ書きましたが、全部を満たす日を探す必要はありません。
もちろん、髪が伸びてきたから切る。それだけでも十分です。
暦を使うのは、そこにもう一つ、選ぶという行為を加えたいときです。
いつでもいいけれど、どうせなら良い日を選びたい。そのくらいの距離感で使うのが、私はちょうどいいと思っています。
日に自分を合わせるのではなく、自分の目的に合わせて日を選ぶ。それが、私が暦を使う理由です。
髪を切ると体が軽くなる。そのことについて、髪には念が乗る|切ると執着が離れることがありますに書きました。
霊的視点からの説明ですので、併せて読んでみてください。
EASTERN DIVINATION
運の仕組みを、読み解く
動くべきか、待つべきか。迷いの正体は、自分の運の仕組みが見えていないことです。
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