見えないものを、言葉にする。これが私の活動の軸になっているものです。
霊視であれば、視えたことや感じ取ったことを言葉にしてお伝えする。占術であれば、運の流れを視覚化してお伝えする。やっていることは、どちらも同じです。見えないものを、扱える形にして渡すということ。
ただし、霊視と占術では、扱うものの性質が違います。だから、やり方も伝え方もまったく異なります。この記事では、その違いと、占いが大きく三つに分かれるという話を書きます。
霊視が扱うのは「今、ここ」です
霊視で扱うのは、その人の今の状態です。
エネルギーの流れ、滞り、感情の層、無意識に抱えているもの。それらを視て、感じ取って、言葉にしてお伝えします。
ただ、霊視で視えたものを、視覚的にそのままお見せすることはできません。目に見える形で証拠を並べられるものではないからです。
けれど私の中には、なぜそう視えるのかというロジックが出来上がっています。霊的世界の構造を、概念として持っているということです。
もちろん、自己解釈の部分もあるかもしれません。ただ、それは思い込みで語っているのとは違います。視えたことや感じたことと、現実とのあいだで検証を重ねてきた結果として、自分の中で軸になったものです。
占術が扱うのは「流れと方向」です
一方、占術は、目に見えない運や流れを表面化させるための道具です。
ここが霊視とのいちばん大きな違いです。霊視は今ここにあるものを読みますが、占術は流れや方向を読みます。どこへ向かっているのか。いつ動くときなのか。何が追い風で、何が逆風なのか。
そしてそれを、数字や記号や構造として、目に見える形にできます。これが占術の強みです。
同じ「見えないものを扱う」でも、霊視は状態を、占術は時間を扱っていると言い換えてもいいと思います。
占いは、大きく三つに分かれます
占いと一言で言っても種類はさまざまですが、どんな占いも大きく分ければ三つのうちのどれかに当てはまります。この分け方を知っておくと、自分が何を知りたいのかで選べるようになります。
命術は、生まれた時点の土台を読む
生年月日や出生時間から、その人が持って生まれた性質や運の流れを読み解きます。四柱推命、数秘術、西洋占星術などがここに入ります。
命術が見ているのは、変わらない土台です。生まれた瞬間に決まったものを扱うので、何度出しても同じ結果になります。だから、性格の傾向や、人生のどのあたりでどういう時期が来るのかといった、長い時間の話に向いています。
逆に言えば、今日どうするかを決める道具ではありません。土台は動かないので、目の前の判断には粒度が粗すぎます。命術で見た地図の上で、今どこにいるかを別の方法で確かめる、という使い方になります。
卜術は、その瞬間の気を切り取る
易、タロット、おみくじなどがここに入ります。道具を使って、今この瞬間のエネルギーの状態を切り取るものです。
命術と違って、同じことを別の日に占えば違う答えが出ます。それは当たらないのではなく、切り取っている瞬間が違うからです。卜術が向いているのは、今この状況でどう動くかという、範囲の狭い問いです。
私は鑑定で卜術を主軸には使いませんが、学ぶことはやめていません。使わない道具を学び続ける理由についてはなぜ、鑑定で使わない「マルセイユタロット」を学び続けるのか?|本質を追求する鑑定師の流儀に書きました。
相術は、今ある形に出ているものを読む
手相、人相、姓名判断、風水などがここに入ります。形あるものに出ている情報を読むものです。
相術の特徴は、対象が時間とともに変わることです。手相も人相も、数年経てば変化します。だから相術は、生まれ持ったものを見る道具であると同時に、今の状態を映す鏡でもあります。
環境や状態をどう整えるかを考えるときに使うのが、この系統です。整えれば形が変わり、形が変われば読み取れるものも変わります。
三つとも、やっていることの本質は同じです。目に見えない運や流れを、読み取れる形にして表に出す。道具が違うだけで、目的は変わりません。
なぜ私は、霊視と占術の両方を使うのか
霊視だけでは、今の状態は分かっても、ではいつどう動くのかが見えにくい。占術だけでは、流れは分かっても、今この人に何が起きているのかが掴みにくい。片方だけでは、見える範囲が限られます。
だから私は、まず霊視で今の状態を確認し、次に占術で流れと方向を読みます。この順番が大事です。
現在地が分からないまま方角だけ示されても、どこへ向かえばいいか分かりません。逆に現在地だけ分かっても、いつ動けばいいかが分からなければ動けない。
霊視で現在地を掴み、占術で方向と時期を読む。この両方が揃ったときに、初めて、ではこう動きましょうと言えるようになります。
ロジックで読む側と、直感で受け取る側をどう組み合わせているかについては占いは統計ではない|ロジック・直感・インスピレーションの違いに書きました。
占いは「当てるもの」ではなく「使うもの」です
最後にひとつだけ。
占いに対して、当たるか当たらないかで判断する方は多いと思います。でも私は、占いを当てるものだとは思っていません。
占いは、使うものです。
見えない流れを表面化させて、それを判断材料にする。信じるか信じないかではなく、使えるか使えないかで考える。
そう捉えたとき、占術は不思議なものではなくなります。運の流れを読み、現実の判断に活かすための、実用的な道具になります。
ただし、道具である以上、使うのはご本人です。占いが決めてくれるわけではありません。この線の引き方については占いに頼る前に、まず自分で考える|依存させない鑑定師の線引きに書きました。
私が占術を扱うのは、そういう理由です。
EASTERN DIVINATION
運の仕組みを、読み解く
動くべきか、待つべきか。迷いの正体は、自分の運の仕組みが見えていないことです。
四柱推命・紫微斗数・易を照合し、なぜ今がその時期なのかを言葉にします。
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