無料鑑定は危険なのか。そう調べている方に向けて書いていきます。
先に結論を書くと、無料だから危険ということではありません。ただ、無料をきっかけにした集客の中には、中身のないものが混ざっています。
そして私がSNSを見ている範囲では、占いの知識や経験が見えないまま、集客だけをしているアカウントが目につきます。
今回は、私が何を見て判断しているのかについて書きます。
無料鑑定には、二つの種類があります
まず、分けて考えます。
一つは、集客の手段としての無料です。無料で受けてもらって、そこから本サービスを知ってもらう。試食のような考え方です。
これ自体は、占いに限らずどの業界にもある形です。違法でもありませんし、それで助かる方もいます。
正直に書くと、私はこのやり方があまり好きではありません。鑑定は試食できるものではないと思っているからです。ただ、それは私の好みであって、この形を否定する根拠にはなりません。
無料でやりとりすると何が起きるのかについては無料鑑定で損をするのは誰か|言われて終わる構図の話に書きました。
もう一つが、問題のあるほうです。
占いができないまま、集客だけしている場合があります
私が気になっているのは、こちらです。
生成AIで作ったような文章を鑑定として渡し、そこからお金を集めている。そういうビジネスアカウントが目につきます。
どのくらいあるのかは、私には分かりません。数えたわけでもありません。ただ、SNSを見ていると、やたらと同じようなアカウントが出てくる。私が気になっているのは、そういう状況です。
そのうえで書くと、これは当たるかどうかという話ではありません。悩んでいる方の状態を見ようという姿勢が、そこにあるかどうかという話です。
目的が集客とマネタイズだけなら、相手が誰であっても文章は出てきます。それらしい言葉は、いくらでも作れるからです。
AIが命式をどこまで正確に出せるのかは、実際に検証したことがあります。結果はAI占いは当たるのか|四柱推命の命式を検証して分かったことに書きました。土台の部分が合っていなければ、その先の解釈は意味をなしません。
私が確認していること
では、どう見分けるのか。私が見ているのは、その人がそこに実在しているかどうかです。
ここでいう実在とは、顔や本名が分かるという意味ではありません。その人自身の考えや活動が、発信の中に見えているかどうかです。
アイコンが生成AIで作られている。これだけでは判断できません。顔を出さずに活動している鑑定師は実際にいますし、私もその事情は分かります。
ただ、確認する材料にはなります。そのうえで、次を見ます。
コメントのやりとりが、人間的かどうか。他のアカウントに自分からコメントしているか。過去の投稿に、その人の生活や考えが出ているか。
こうした属人性があれば、実在している可能性は高くなります。逆に、宣伝の投稿しかなく、やりとりが定型文ばかりなら、そこは一度立ち止まったほうがいい。
もう一つ、似たようなアカウントが並んでいないかも見ます。プロフィールの書き方、写真の雰囲気、誘導の文言。
ただし、同じ型だから実体がないとは限りません。同じ教材で学んだ方や、同じ運用の仕組みを使っている方もいます。型が揃っていることに気づいたら、そこで結論を出さずに、その人自身の考えが見えるかを改めて確認します。
誘導の形にも、特徴があります
集めることが目的のアカウントには、共通した形があります。
- コメントに特定の言葉だけを残してください、という誘導。
- 地域名を強調した名乗り。
- 無料鑑定、無料霊視という言葉の多用。
地域名については、補足します。地域名を名乗ること自体には、何の問題もありません。地域で真面目に活動している方は当然いますし、私も仙台を拠点にしています。
ただ、検索や表示の仕組みで地域名が拾われやすいことを利用して、実体のないまま名乗っている場合もある。そういう使われ方があるという話です。見るのは地域名の有無ではなく、地域名以外にその人の活動や考えが見えているかどうかです。
一つ当てはまったから怪しい、ということではありません。属人性がなく、誘導の形が揃っていて、同じ型のアカウントが他にもある。そこまで重なったときに、私は距離を取ります。
キャラクター設定が先に来ているアカウント
もう一つ、私が気をつけて見ているものがあります。
人物像が先に作り込まれていて、中身が後から付いてくるような形です。
おかん。おじいさん、おばあさん。尼や坊主。霊媒師。こうした設定そのものが悪いわけではありません。実際にそういう立場の方はいますし、本物の方もいます。
ただ、このあたりの肩書きは、親しみや権威を最短で作れます。だから、中身がなくても成立してしまう。その分、名乗りとして選ばれやすい。
見るべきなのは、設定のほうではなく、その人が何を根拠に話しているかです。どういう体系を使っているのか。どこからが理論で、どこからが感覚なのか。それを聞いて答えられるなら、少なくとも中身があります。
この基準については占いは7〜8割です|当たるとは何が当たっているのかにも書きました。
私自身も、疑われる側にいます
霊視鑑定師という肩書きは、それ自体が疑われるものです。私はそれを知ったうえで、この名前で活動しています。
見えないものを扱うと言えば、証明のしようがありません。証明できないものを仕事にしている以上、疑われるのは当然のことだと思っています。その覚悟がないなら、この看板は出せません。
だから、私のことも疑ってもらって構いません。何を根拠に言っているのかと、聞いていただいていい。
ただ、疑うことと、蔑むことは違います。
占い師というだけで見下す。霊視と聞いた時点で相手にしない。それは、確かめることを放棄しているだけです。確かめずに切り捨てるのは、確かめずに信じるのと同じことだと私は考えています。
見る目は、養えます
無料鑑定そのものが危険なのではありません。危ないのは、相手が何者かを確かめないまま、判断を預けてしまうことです。
そしてこれは、養える力です。
属人性があるか。誘導の形はどうか。何を根拠に話しているか。この三つを見るだけで、避けられるものはかなりあります。
自分で考えることと、人に聞くことの順番については占いに頼る前に、まず自分で考える|依存させない鑑定師の線引きに書きました。
無料で受け取るにしても、有料で受けるにしても、選んでいるのは自分です。だからこそ、より慎重になる必要があります。
CONSULTING
判断の材料を、揃える
決めても、それが良かったのかを確かめる相手がいない。だから経験が次に積み上がらない。
決めて、動いて、結果を確かめる。この一周を6ヶ月かけて一緒に回します。
鑑定を受けた方が対象です。事前の面談は行っていません。鑑定日から1ヶ月以内のお申し込みで、鑑定料 ¥20,000 を差し引きます。
まず霊視鑑定から
