「一陽来復」冬至占で神様から1年の啓示を受ける
冬至は、1年で一番夜が長く、昼が短かくなる日です。
陰の力が強く、陽の力が弱まる日。
分かりやすく言えば、お天道様の力が一番弱くなるってこと。
でも、この日の境に陽の力が強くなってきます。
これを、一陽来復といいます。
陰から陽になるとは、新しい兆しの訪れを意味します。
そんな冬至は、生じたばかりの陽の力を育てていくときなので、出発点とも考えられます。
易という占いでは、冬至の日に、1年の運を占う風習があります。
これを冬至占(とうじせん)といいます。
冬至占で得た答えは、どのような答えであったとしても、1年の心構えとして大切にするといいとされています。
ですので「天の啓示を受け取る日」とも言えるかもしれません。
1年の切り替えは元旦だけではありません
新年は1月1日の元旦と思われている方が多いと思います。
なので、
「まだ年も明けてもないのに1年の運勢を占うの?」って感じる方や、
暦に詳しい方は、
「立春過ぎてないのに?」って疑問に思われる方もいると思います。
(二十四節気では、春が最初の季節といわれ、立春が新年の始まりの日とされています。)
年の切り替わりは1年のうちに何度もあります。
先にあげた、冬至、元旦、立春、といった暦に関するものや、誕生日、新学年というタイミングの4月や9月。
思いつくだけでもこれだけ上がりますので、自分が占いたいと思った時に占ったらいいわけです。
だって、人によって適切な時期というのは違うと思うから。
とはいっても、1年の運勢を占うのに適した日は冬至です。
その理由は、先ほども上げたように、出発点と考えられる日だから。
冬至と立春。
どちらも出発点と考えられるのであれば「結局、どの日に占ったらいいの?」って、疑問になる方もおられると思います。
これは僕の見解です。
前提として、どちらも大切だと思っています。
というのも、運と一言で言っても運にも種類があり、そのどちらの運を軸にして占うかで答えが変わると思っています。
- 生まれつき持った運(先天運)
- 天運、タイミング(後天運)
立春は一言で言うと、生まれ持った運の調整が入る日です。
干支の切り替わりがある日です。(ですので、2024年の正月には辰年にはなりません。まだ卯年です。)
生年月日を使って、運勢の流れをを占うときは立春。
冬至は、天運を占うのに適しています。
個人の運というよりも今の運(タイミング、運の勢い)をみるもの。
冬至の神様にお伺いをたてるというイメージです。
分かりやすく言うと、おみくじやタロットのような、偶然性の運。
だから、どちらも大切で、いつ占っても問題はありません。
ただ、僕自身は陰陽の考え方を大切にしているので、
陽の出発点である冬至の日に、自分の天運を占うようにしています。
易占いはオールマイティーに占うことができる
そのときに、自分のことを占うときの占術が、冒頭で出てきた易(えき)です。
易とは、中国古典の易経の原理に基づいて、吉凶を判断する占いです。
道具を使って「卦(け)」というものを出します。
その卦を読んで、今後の行く末を占います。
ですので、易とはおみくじのような感覚に近いです。
筮竹という竹の棒を使う方もいますが、僕はサイコロを使って占っています。
心を無心にしてサイコロを振り、ここぞというタイミングの時に止める。
その偶然出た卦に、神の意思が宿ると考えられています。
実はさきほど、僕自身も自分のことを占いました。
- 総運
- 天運(タイミング)
- 人運(ご縁)
- 地運(場所)
このような事を占いました。
問いを立てたことの答えはもちろん。
その時に構成された卦から、
タイミング、人間関係、土地や場所についても
読み解いていくことができます。
冬至占に限らず、易占いはオールマイティーに占えます。
ご自身が今抱えていることがあったら、易で占ってみてください。
お悩み解決のヒントとなることでしょう。
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