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東洋占術と西洋占術の違いから見えてくること|占い師としての「器」を育む

「どの占術を選べば、お客様に喜ばれる占い師になれるんだろう?」

これから占い師を目指すあなたにとって、数ある占術の中からどれを選ぶかは、大きな悩みの一つですよね。

今回は、東洋占術と西洋占術、それぞれの特徴と違いを掘り下げていきます。そして、その違いを理解することで見えてくる「占い師として本当に大切なこと」についてお伝えいたします。

占いの起源と、東洋・西洋への分化

占いの歴史は古く、その起源は古代バビロニア(メソポタミア)にあるとされています。そこから時を経て、東洋で独自に発展を遂げたものが東洋占術、西洋で発展したものが西洋占術と呼ばれています。

根本を同じくしながらも、それぞれの地域の文化や哲学、人々の価値観に影響を受け、異なる発展を遂げてきました。

東洋占術 と 西洋占術|その印象とアプローチの違い

一般的に「占い」と聞いて多くの人がイメージするのは、タロットカードや星座占いといった西洋占術ではないでしょうか。キャッチーで華やかな印象があり、SNSなどで「映える」と感じるかもしれません。

一方、東洋占術は、漢字が多くて堅苦しい、地味な印象を持たれがちです。しかし、その内実を知れば、両者のアプローチの違いが明確に見えてきます。

特徴東洋占術(例:四柱推命、易、風水)西洋占術(例:占星術、タロット、数秘術)
印象堅実、奥深い、地道華やか、神秘的、ロマンチック
得意分野運気の流れ、吉凶、具体的な行動指針、事象の解決個人の資質、心理分析、内面的な成長、未来の可能性
根底にある哲学陰陽五行、自然の法則、循環、調和哲学、神話、象徴、自己探求
鑑定スタイル現実的な結果と具体的な改善策を示すクライアントの内面に寄り添い、気づきを促す

私自身の感覚では、東洋占術は運気のバイオリズムを読み解き、吉凶や具体的な「答え」を明確に導き出すことに長けていると感じます。まるで、「今、どう行動すべきか」を示す羅針盤のようです。長年の理論と検証の積み重ねによって、非常に現実的な示唆を与えてくれます。

対して西洋占術は、クライアントの「心」や「資質」を深く掘り下げ、内面的な気づきを促すようなアプローチが特徴的です。まるで、「自分自身を深く理解するための鏡」のように、自己探求の道を開いてくれます。

どちらが優れているということではなく、それぞれが異なる特性を持ち、異なる問いに答えることを得意としています。

それはまるで、「太陽と月」のように私は考えています。

占術の違いから見えてくる、占い師として本当に大切なこと

東洋占術と西洋占術、それぞれの特徴を知ることは、あなたがどんな占い師になりたいのか、どんなお客様の悩みに寄り添いたいのかを考える上で役立ちます。

しかし、私が占い師として活動する中で痛感するのは、「どの占術を使うか」よりも、「いかにクライアントに寄り添い、導けるか」という占い師としての「器」が何よりも重要だということです。

例えば、東洋占術で「凶」の卦が出た時。ただその事実を伝えるだけでは、クライアントは不安な気持ちで終わってしまいます。 「凶」が出た時こそ、何が原因で、どうすればその状況に対処できるのか。クライアントが納得し、次の行動に繋がる具体的なアドバイスが必要です。

これは西洋占術でも同じです。内面的な分析だけでなく、それを現実世界でどう活かすのか、クライアントが「なるほど!」と腑に落ちるような伝え方が求められます。

占術はあくまでツールです。 大切なのは、そのツールを使ってクライアントの問いに対し、具体的かつ前向きな「答え」を提示し、彼らが納得して次の一歩を踏み出せるように導くこと。

鑑定の精度はもちろん重要ですが、それと同じくらい、あなたの「伝え方」や「クライアントに寄り添う姿勢」が、占い師としての価値を高めます。

あなたの「占い師としての在り方」を築くために

これから占い師を目指すあなたへ。 どんな占術を選んだとしても、最終的にあなたの鑑定を価値あるものにし、長く愛される占い師になるのは、あなたの人間性であり、クライアントとの信頼関係です。

占い師として自信を持ち、初期の壁を乗り越えていくためには、占術の知識だけでなく、「どのように伝えるか」「どのようにクライアントに貢献するか」という視点を持つことが不可欠です。

あなたが、多くの方に求められる占い師になるためのヒントは、こちらのページでもご紹介しています。ぜひご覧ください。