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コラム

早いもので、今年も残すところ6日。

年末年始といえば、干支の話題は外せません。

 

干支は12種類じゃなくて60種類もある

干支って、聞くと十二支を思い浮かべる方が多いと思います。

でも、干支は十二支のことだけではありません。

 

干支は、十干(じっかん)と十二支の組み合わせ。

十干十二支(じっかんじゅうにし)といいまして、十干というものが頭につきます。

 

十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸と10種類あります。

昔の人は、この十干を今でいう曜日のように使っていて、一回りすることを「旬」と呼んでいました。

上旬、中旬、下旬はここから来ています。

 

甲子、乙丑、丙寅、丁卯、…。

このような漢字の組み合わせを、見たことありませんか?

十干と十二支の組み合わせは全部で60種類となります。

なので、干支は60年で一巡します。これを還暦といいます。

 

60歳を迎えた人が、赤いちゃんちゃんこを着て祝うのは、

  • 赤ちゃんに戻ること(生まれること)
  • 昔は産着に赤色が使われたから(赤は魔除けの色)

という理由があります。

 

十干は幹であり、十二支は枝

干支は木の幹と枝を表すといいます。

だから、干と支になるんですね。

そうすると、十干が木の幹となり、十二支は枝葉の部分でしかないということ。

 

例えば、卯年は飛躍の年。

こんな感じのことを年末年始によく耳にすると思うんですが、

十二支の部分だけで説明がされていたとしても、

それは先端だけをみているだけであって、根本が抜けているということ。

 

十干があっての十二支です。

十干の意味があったうえで、十二支に繋がっていきます。

 

癸卯と甲辰の意味

2023年は癸卯の年でした。

癸は十干の最後にあたります。

そのことからも終焉という意味を持ちます。

 

2023年は色々なことに終止符が打たれ、それと同時に新しいことへの芽吹きとなるような動き(水面下で)が起こっていると考えます。

その上で、卯年のエネルギーが発展していくわけです。

 

十干も十二支も植物のサイクルを表していると言われています。

 

卯はもともと、植物の目が地上にでて二つに双葉がでた状態を表しています。

卯は春を表し、春は草木が茂るということから繁栄すると言われています。

繁栄とは言っても、まだ芽吹きなのでそこまで大きな行動はできない。

 

2023年の運に乗った動きとしては、今の状態への終止符と新しい時代へ移るための準備。

というような感じでしょうか。

 

いずれにせよ、一つのサイクルの終わり。

運の流れに沿うのであれば、破壊と再生というように、再生の前の下準備の時期にすると良いと判断します。

新しいステージへの飛躍とも考えることができますが、先を見据えた行動が要と言えるでしょう。

 

2024年は甲辰です。

甲は十干の最初の年で、流れとしても新しい動きが始まっていきます。

とは言え、純粋というかまだ未熟。

 

甲は大木を表します。

上に真っすぐ伸びるというエネルギーをもっています。

 

そもそも木のエネルギーは膨張するというエネルギーの性質があります。

とすると、直向きに進むあまり、周りに目が向けれられない。

従って、前に進みつつ、立ち位置を確認して物事を進めるといいでしょう。

 

辰はもとは「震」であり、ふるえるという意味があります。

動きや振動の意味があります。

 

草木が動く様であり、成長して活力が旺盛になる状態を表します。

また、大きく大地が鳴り響く、震えるものとして雷があてられるのですが、大きい音ということから見掛け倒しといった意味があります。

つまり、実態をともわない。

 

ゆえに、十二支のなかでも龍だけは空想上の生き物をあてがわれています。

 

2024年の動きとしては、嘘に注意が必要とみています。

自分にそのつもりがなかったとしても、結果的にそうなりえる。

 

新しいものほど注意が必要。

中身のある行動、実績を作るとき、身の証明。

これらがテーマとしてあげられます。

 

甲、辰、いずれの象意からも「前進全速で進むよりも、独りよがりにならない」こと。

それが私がみた甲辰の流れです。

 

あくまでも全体を通したテーマであり、世相とでも言うんでしょうか。

個人の運勢でみたときに、甲辰がどのように働くのか。

自分の運について、詳しく知りたい方はご連絡ください。

 

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