占いに頼る前に、まず自分で考える|依存させない鑑定師の線引き

気になることがあるたびに、誰かに聞いてしまう。占いや霊視鑑定が好きな方の中には、そういう状態になっている方がいらっしゃいます。

私のところに来てくださる方には、そうなってほしくないという思いがあります。まず自分で考えてみる。その上でどうしたらいいか分からないときの駆け込み寺として、占いや霊視鑑定を使っていただきたいと思っています。

これは、来ないでくださいという話ではありません。のめり込みすぎを防ぐために、一度冷静になっていただきたいという話です。

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占いに頼る前に、まず自分で考えてみてくださいと答えています

占いや霊視に興味はあるけれど、依存しそうで怖い。そう相談されることがあります。

そのとき私がお伝えしているのは、いつも同じことです。

「まずご自分で考えてみてください。考えた上で、どうしても分からない、決められない、というところまで来たら、そのときに頼ってください」とお伝えしています。

鑑定は、答えを預ける場所ではありません。

私は、視えたことと、そこから読み取れる情報をお渡しします。決めるのはご本人です。この順番が入れ替わると、鑑定は聞きに行く場所から、決めてもらう場所に変わってしまいます。そうなると、次に何かあったとき、また聞かないと動けなくなります。

駆け込み寺、という言い方を私はしています。駆け込む前に、自分の足で歩いてみる時間があるはずなのです。その時間を飛ばしてしまうと、鑑定を受けるほど動けなくなるという、逆のことが起きます。

鑑定でお伝えすることは、アドバイスにすぎません

私の鑑定のスタンスは、はっきりしています。お伝えすることは、あくまでもアドバイスにすぎません。それを採用するかどうかは、あなた次第です。受け取ってもいいし、受け取らなくてもいい。

ここを誤解されている方が、ときどきいらっしゃいます。鑑定で言われたことは、全部その通りにしなければいけない。そう思い込んでしまう。実際は逆です。話を聞いて、自分には合わないと感じたのなら、それは置いていってくださって構いません。

そして、なんでもかんでも受け取ります、という姿勢も、私は少し危険だと感じています。素直であることと、判断を手放すことは違います。全部受け取るという構えは、一見すると謙虚に見えますが、中身としては、自分で選ぶことをやめている状態です。誰の言葉であっても、一度自分の中を通してから採用するかどうかを決める。その一手間がある方は、鑑定を受けても崩れません。

安心するために鑑定を受けるのは、順番が逆だと考えています

何かあるたびに聞こうとなると、それは安心するためだけに聞いていることになります。

安心していただきたい気持ちはあります。ただ、安心を目的にして鑑定を受けるのは違う、というのが私の考えです。

悩みや困っていること、解決したいことが先にあるべきだと思っています。それが解決できる兆しが見えたから安心できるのであって、鑑定を受けたこと自体が安心をつくるのではありません。

鑑定を受けたという事実で安心してしまうと、その安心は長く続きません。中身が変わっていないからです。数日でまた不安になり、また聞きたくなる。この繰り返しに入っていく仕組みを、私は「安心の出どころが、自分の中ではなく外側にあるから」だと思っています。この状態がどう組み上がっているのかは、「どうしたらいいですか」と聞く人へ|自分で決められない仕組みでも書いています。

ご自分の判断が入る前に、すぐ聞こうという状態になっている方は、冷静に考えれば分かるはずの質問をされることが多くあります。私が危ないと感じるのは、答えが分からないことではありません。自分で考える機会そのものを失っていることのほうです。

焦って聞こうとしている方は、気が安定していない状態にあります

こういう状態のとき、私には何が視えているのか。

まず、気が上がっています。焦りと不安があって、平常ではありません。実際に落ち着きがないという意味ではなく、霊的な目線で見たときに、気が安定していないのです。

オーラで例えるなら、濃くなったり薄くなったりして、一定になりません。色は人によって違います。私が視てきた中では、赤の方もいれば、青の方もいました。同じ焦りでも、出てくる色は同じではありません。

ただ、その色が持っている意味合いは、どちらもネガティブな側に寄っています。陰気、という言い方がいちばん近いかもしれません。ここでいう陰気は、人柄が暗いという意味ではありません。気の巡りが滞って、内側にこもっている状態を指しています。

焦りと運の関係については、実力不足ではない|焦りが運気を落とす仕組みを霊視から読むでも扱っています。

ここで一つ、誤解されやすいことを書いておきます。なんでもかんでも色や質感で視えるわけではありません。心の動きが視えることもありますし、その方の感情や心理状態が理解できる、という形の視え方もあります。

霊視というと、映像や色として見えるものだと思われがちですが、実際にはもっと幅があります。焦っている方の場合、私は色よりも先に、その方が何に支配されているかのほうを受け取ることが多いです。

支配しているのは、たいてい「どうしよう」という言葉です。どうしよう、どうしよう、で頭の中が埋まっている。ところが、いったん落ち着いて話を伺っていくと、全然大したことではない場合が多いのです。問題そのものが大きいのではなく、問題を見ている状態のほうが乱れている。私はそう視ています。

そうすると、やることは決まってきます。目の前の質問に答えることではなく、なぜその状態になっているのかを取り除くほうです。ただし、これは私の側からは手を出せません。ご本人が今の状態に自覚を持ち、変えたいと思わない限り、動かないからです。人に言われて動くのと、自分の意思で変えようとするのとでは、その後がまったく違います。だから私は、まず自分で考えてみてください、とお伝えしています。

なお、不安や焦りが長く続いていて、日常生活に支障が出ているようでしたら、医療機関や専門家に相談するほうが先です。そこは鑑定の領分ではありません。

自分で決めてから来られる方は、質問の内容が違います

対照的に、自分で考えてから来られる方がいます。この方たちは、気が安定しています。

そして、質問の内容が違います。前向きなものが多いのです。今起きていることへの対処だけで終わらず、その先を見据えた問いを持ってこられます。目の前の穴をどう塞ぐかではなく、この穴が空いた仕組みを知りたい、という聞き方になります。

同じ悩みを持っていても、視えるものが違います。私はこれを、悩みの重さの差だとは思っていません。ご自分の中で一度考えたかどうかの差だと考えています。一度考えた方は、たとえ答えが出ていなくても、問いの形が整っています。整った問いには、こちらも深いところまでお返しできます。

こうした一致と不一致を、私は何年も確認し続けてきました。視えた状態と、その後のご本人の動き方が、どう対応しているのか。すべてが読み通りだったわけではありません。ただ、気が安定しているかどうかと、鑑定後にご自分で動けるかどうかのあいだには、私が見てきた範囲では、かなりはっきりした関係があります。

ご自分がどちらに近いかを判断する材料があるとすれば、質問の形だと思っています。今すぐどうすればいいかを聞こうとしているのか、なぜこうなっているのかを聞こうとしているのか。前者ばかりが続いているなら、一度立ち止まる時期に来ているのかもしれません。

立て続けにご連絡をいただいたとき、私はお断りしました

これから書くことは、ほとんどの方には関係のない話です。読んでいて自分のことかもしれないと感じた方だけ、頭の隅に置いておいてください。

以前、この状態に入ってしまった方から、電話とLINEでのご質問が立て続けに来たことがあります。

そのときは、お断りしました。冷たいと思われたかもしれません。それでも、私はお断りするほうを選びました。

友達ではないのですから、というのが正直なところです。

これは、個人的なやり取りをしたくないという話ではありません。境界線の話です。飲食店で、一口だけ食べて帰ることはできませんよね。鑑定は物ではなく、形のないサービスなので、どこからどこまでが提供の範囲なのかが見えにくく、そこが難しいところです。ただ、見えにくいからこそ、私の側で線を引いておかないと、お互いにとってよくない関係になっていきます。

そして、そういう状態になってしまう背景には、その方の心の問題や、思考の癖が関係しているのだろうと私は考えています。連絡の頻度は結果であって、原因ではありません。原因のほうに触れないまま質問に答え続けても、その方の状況は変わらないと思っています。

継続でお付き合いしている方の場合は、話が別です

線引きの話をしましたが、例外はあります。

継続の霊視コンサルティングを受けていただいている方は別です。長期的な目的があり、その中で不安を取り除くためのご連絡であれば、まったく構いません。むしろ、それが継続で伴走する意味です。目的が共有されているご連絡と、気になったから聞くというご連絡は、形は似ていても中身がまったく違います。

単発の霊視鑑定でも、受けていただいてから1週間以内であれば、アフターフォローとしてご質問いただけます。聞きそびれたこと、もう一度確認したいこと、簡単な確認であれば対応しています。

それ以外の個別のご連絡は、控えていただきたいというのが私の本音です。ご質問は、基本的に鑑定の場でお願いしています。時間を確保して、きちんと視て、きちんとお返しできる場だからです。

考える機会だけは、手放さないでいてください

私がこの記事で言いたかったのは、占いや鑑定を使うな、ということではありません。

使ってください。ただ、使う前に一度、自分の頭で考える時間を取ってください、ということです。考えるといっても、答えを出す必要はありません。私はいま何に悩んでいるのか、自分なりに考えたことは何か、本当に分からないのはどの部分なのか。この三つが自分の中で言葉になっていれば、それで十分です。逆に、この三つが曖昧なまま鑑定を受けると、何を聞けばいいのかが分からないまま時間が過ぎます。

考えてみて、それでも分からない。決められない。どこで詰まっているのかも見えない。そこまで来たら、駆け込んでいただいて構いません。そのときの私の仕事は、答えを渡すことではなく、今どこで流れが止まっているかをお見せすることです。そこから先どう動くかを決めるのは、ご本人です。

今の自分がどちらの状態にあるか。焦って聞こうとしているのか、考えた上で聞こうとしているのか。それは、ご自身がいちばん分かっているはずだと思っています。

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雨龍 光のアバター 雨龍 光 霊視鑑定師

霊視・東洋占術 鑑定師|鑑定歴8年・累計400件以上。霊視を軸に、東洋占術とデザインの視点を重ね、人生と日々の営みを本質から整えるサポートを行っています。未来を当てることが目的ではありません。今、どこで流れが滞り、どこでズレが生じているのか。その現在地を正確に捉え、次の判断ができる状態へ整えます。

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