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魂之神

精神的疲労が運気を下げる?陰陽五行で読み解く心身の乱れと開運の法則

「最近なんだか体がだるい…」「やる気が起きないし、嫌なことばかり続く…」

そんな風に感じていませんか?日々の生活で、知らず知らずのうちに心に溜まっていく精神的な疲れは、単なる倦怠感にとどまらない影響を及ぼします。多くの方が「体が疲れたから休もう」と考えますが、東洋の陰陽五行(いんようごぎょう)の視点では、この「感情の疲れ」こそが、心身の不調の始まりだけでなく、あなたの運気も大きく左右すると考えます。

私たちの心と体は、決して切り離せない一体のもの。この「心身一如(しんしんいちにょ)」という考え方に基づけば、私たちが抱く様々な感情は、単なる精神的な現象ではなく、体内の特定の臓器(臓腑)と深く結びついています。

感情の滞りや過剰な揺れは、対応する臓腑の機能に影響を及ぼし、やがては具体的な身体の不調として現れることも。そして、この心身のバランスこそが、あなたの運命の流れにも深く関わってくるのです。

感情と密接な関係がある「五行思想」とは

東洋の占術や運命学の根幹をなす思想の一つに「五行思想」があります。これは、自然界のあらゆる事象を「木・火・土・金・水」の五つの要素に分類し、それぞれが互いに影響し合い、循環するという考え方です。この五行は、私たちの臓腑、感情、さらには季節や色、味覚、そして行動パターンにも対応しています。心身が整うことで気の巡りが良くなり、それが結果として運気の流れをも円滑にすると考えられているのです。

この「五行」について、より深く理解を深めたい方は、心と体はつながっている|陰陽五行から見る感情と臓器の深い関係の記事もぜひご参照ください。

陰陽五行が解き明かす|感情と臓腑と運命の繋がり

では、具体的に陰陽五行の視点から、感情と臓腑の繋がり、そしてそれがどのようにあなたの開運に影響するのかを見ていきましょう。

肝(かん)と「怒」|停滞した気は「行動運」を鈍らせる

  • 五行: 木(もく)
  • 関連感情: 怒り、イライラ、不満
  • 特徴: 肝は「気の巡り」を司り、ストレスや精神的な抑圧に非常に敏感な臓腑です。怒りやイライラといった感情が長く続くと、肝の機能が滞り、「肝気鬱結(かんきうっけつ)」という状態に陥りやすくなります。
  • 身体症状: 頭痛、肩こり、目の疲れ、生理前の不調(PMS)、皮膚トラブル(吹き出物など)として現れることがあります。
  • 開運への影響: 肝の気の滞りは、物事をスムーズに進めるための行動力や決断力を低下させます。計画性が損なわれたり、人間関係において摩擦が生じやすくなったりすることで、運気の停滞を招き、新しいチャンスを逃す要因となる可能性があります。あなたの仕事運や人間関係運にも影響が出やすいでしょう。
  • 簡単なセルフケアのヒント: 深呼吸をする、ストレッチで体を伸ばす、柑橘系の香りを嗅ぐ、緑色のものを見る。

心(しん)と「喜」:心の乱れは「良縁運」を遠ざける

  • 五行: 火(か)
  • 関連感情: 過剰な喜び、不安、興奮、緊張
  • 特徴: 心は「神(しん)」と呼ばれる精神活動全般を司る臓腑です。過度な興奮や、あるいは慢性的な不安、緊張は、心の負担となり「心火上炎(しんかじょうえん)」などの状態を引き起こします。
  • 身体症状: 動悸、不眠、多夢、顔の赤み、舌のトラブル、胸部の圧迫感などが見られます。
  • 開運への影響: 心の乱れは、判断力の低下や集中力の散漫を招き、重要な決断を誤ったり、良い機会を逃したりすることに繋がりやすくなります。精神的な安定が損なわれることで、人との信頼関係にも影響が出ることがあり、良縁や協力関係を遠ざける可能性があります。特に恋愛運や対人運に影響が出やすいでしょう。
  • 簡単なセルフケアのヒント: 瞑想や静かな音楽を聴く、温かいハーブティーを飲む、ゆっくり湯船に浸かる。

脾(ひ)と「思」:考えすぎは「達成運」を阻む

  • 五行: 土(ど)
  • 関連感情: 思い悩み、考えすぎ、心配
  • 特徴: 脾は「消化吸収」と「運化(うんか)」(飲食物から栄養を全身に巡らせる働き)を担い、同時に「思(し)」という感情と密接に関わります。悩みすぎると脾の機能が低下し、「脾気虚(ひききょ)」という状態になりやすくなります。
  • 身体症状: 食欲不振、胃もたれ、下痢や便秘などの消化器症状、倦怠感、むくみ(特に顔や手足)などが挙げられます。
  • 開運への影響: 脾の弱りは、エネルギー不足や気力の低下を招き、行動への踏み出しを鈍らせます。また、現実的な問題解決能力にも影響し、物事が前に進みにくくなるなど、安定性の欠如を招き、目標達成を困難にする可能性があります。金運や安定運にも影響が出やすいでしょう。
  • 簡単なセルフケアのヒント: 温かいものをゆっくり食べる、腹巻などで胃腸を温める、軽い散歩、読書で気分転換。

肺(はい)と「悲」:活力を失うと「幸運」も逃げる

  • 五行: 金(きん)
  • 関連感情: 悲しみ、喪失感、憂鬱
  • 特徴: 肺は「呼吸」と「気の出入り」を調整し、「衛気(えき)」(体を外界の邪気から守るバリア)の生成にも関与します。深い悲しみや長期にわたる喪失感は、肺の機能を損ない「肺気虚(はいききょ)」を引き起こすことがあります。
  • 身体症状: 息苦しさ、浅い呼吸、咳、鼻炎、肌の乾燥、風邪を引きやすいなど、呼吸器系や皮膚のトラブルとして現れやすいです。
  • 開運への影響: 肺の気が弱まると、生命エネルギーの低下を招き、活力が失われやすくなります。社交性にも影響を及ぼし、人間関係の希薄化や新しいチャンスを逃すなど、閉塞感を生じさせ、幸運を遠ざけることがあります。交友運や健康運に影響が出やすいでしょう。
  • 簡単なセルフケアのヒント: 深呼吸を意識する、歌を歌う、アロマを焚く、湯船で胸を開くようにする。

腎(じん)と「恐」:不安は「人生の土台運」を揺るがす

  • 五行: 水(すい)
  • 関連感情: 恐れ、不安、驚き
  • 特徴: 腎は「生命エネルギーの貯蔵庫」であり、成長、生殖、老化といった生命活動の根幹を司ります。慢性的な不安や恐怖心は、腎の精を消耗させ、「腎虚(じんきょ)」の状態を引き起こすことがあります。
  • 身体症状: 冷え性、腰痛、耳鳴り、めまい、頻尿(特に夜間)、抜け毛、老化の加速などが特徴的です。
  • 開運への影響: 腎の力が弱まると、根本的な生命力が低下し、粘り強さや持続力が欠如しやすくなります。将来への不安が強まり、行動が委縮することで、チャンスを掴む力が弱まるなど、人生の基盤に影響を及ぼし、運気の土台を揺るがす可能性があります。総合的な運勢や生命力に深く関わります。
  • 簡単なセルフケアのヒント: 足元や腰を温める、質の良い睡眠をとる、自分を褒める、無理をしない。

感情を整え、心身を健やかに保つことが「開運」への最短ルート

上記のように、陰陽五行の視点から見ると、感情の乱れが直接的に身体の不調を引き起こし、それがさらに五行のバランスを崩すことで、私たちの運気にまで影響を及ぼすと考えます。体調が整えば、心の状態も安定し、思考はクリアになり、行動力も増します。これはまさしく、運気を引き寄せるための重要なステップです。

内的な運を高めることの重要性

私がセッションなどでよくお伝えするのですが、「運には外的な運と内的な運の2種類がある」と常々考えています。

  • 外的な運:周りの環境や、偶然訪れるチャンスなど、自分ではコントロールしにくい運のこと。
  • 内的な運:心の状態や、考え方、行動など、自分自身の内側から生み出す運のこと。

多くの人が外的な運、つまり目に見えるチャンスや幸運ばかりを意識しがちですが、私は内的な運を高めることこそが大切だと強く感じています。なぜなら、内的な運が整っていれば、外的な運が巡ってきたときにそれをしっかりと掴む準備ができているからです。

陰陽の思想が示すように、この2種類の運もバランスよく意識することが重要です。感情の疲れを癒し、心身のバランスを整えることは、まさにこの「内的な運」を高めることに直結します。

私の経験から感じる「感情のケア」の重要性

私自身も、過去に感情の乱れからくる体調の不調を経験したことがあります。その時、西洋的な「疲れたから休む」というアプローチだけでは限界を感じ、陰陽五行の考え方を取り入れました。感情と体の繋がりを意識し、一つ一つの感情に意識を向けることで、心身のバランスが整い、自然と流れが良くなるのを実感しました。

この経験から、「感情の疲れが不調の始まりであり、運気を下げる要因にもなる」という陰陽五行の視点を取り入れることで、より根本的な改善と開運への道が開かれると確信しています。

日常でできる「心の養生」

ご自身の感情に意識を向け、優しくケアしていくこと。それは単なる自己管理ではなく、健やかな体を手に入れ、ひいては運気の流れを自ら創造していくための、最も根本的な「開運行動」と言えるでしょう。

上記でご紹介した簡単なセルフケアのヒントを、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。あなたの心が少しずつ穏やかになり、体調も整い、巡り巡って良い運気を引き寄せる力となるはずです。

ご自身の感情と体の声に耳を傾け、陰陽五行を日々の生活に取り入れることで、心身ともに豊かな日々を築き、運気をさらに向上させる一助となれば幸いです。

心と体はつながっている|陰陽五行から見る感情と臓器の深い関係