【三元九運】時代が変わる第九運。成功者は運の切り替わりの時期を知っている

2024年に入ってから、世の中の空気がガラリと変わったと感じることはありませんか？

東洋の運命学では、180年を一つのサイクルとする壮大な時間の流れの中に、20年ごとの「大きな節目」が存在すると定義されています。

風水ではこれを「三元九運（さんげんきゅううん）」と呼びます。 これまで私たちは「第八運」という時代を生きてきましたが、2024年2月4日より、正式に「第九運」という新しい20年間のサイクルへと突入しました。

「火」の時代とも呼ばれるこの第九運において、求められる生き方はどう変わるのか。 今回は、時代の象意（シンボル）を読み解き、これからの20年を軽やかに生きるためのヒントをお伝えします。

第八運の振り返り：「蓄積」と「物質」の時代

未来を知るために、まずは「第八運（2004年〜2023年）」を振り返ってみましょう。

第八運の象意は、八卦でいう「艮（ごん）」。 これは「山」「土」「少男（若い男性）」などを象徴します。

「山・土」の時代

不動産や資産形成など、コツコツと「物質的な積み上げ」に価値が置かれた時代でした。しかし、「山」には「停止」という意味もあります。時代の終わり（2020年頃〜）に、コロナによるパンデミックで世界が一時停止したことは、この象意の最後の現れだったと言えるでしょう。

「少男（若い男性）」の時代

ITベンチャーの社長やYouTuberなど、若い男性が急速に富を得て、時代の象徴となった期間でもありました。

良くも悪くも、目に見える「数」や「物質」が力を持ち、どっしりとした重みがあったのがこの20年間でした。

第九運の正体：「火」と「精神性」と「成熟」

では、私たちが足を踏み入れた「第九運（2024年〜2043年）」はどのような時代になるのでしょうか。

第九運の象意は「離（り）」、五行では「火」に属します。
ここから読み解けるキーワードは、これまでの時代とは対照的です。

1. 「火」＝すべてが明るみに出る

火は闇を照らします。これまで隠されていた嘘やごまかしは、この時代には通用しません。すべてが白日の下に晒されます。 これは恐れることではなく、「本音で生きる人」「純粋な想いを持つ人」にとっては、その光が遠くまで届くチャンスの時代になったことを意味します。

2. 「中女（ちゅうじょ）」＝成熟した精神性

第八運が「若い男性」だったのに対し、第九運は「中女（大人の女性）」が象徴です。 これは単に女性が活躍するという意味だけでなく、「精神性」「共感」「美意識」といった、成熟した感性が世の中の主導権を握ることを意味します。 力強さよりも、しなやかさや知性が評価される流れになるでしょう。

3. 「離」＝手放しと軽やかさ

「離」には「付く・離れる」という意味があります。 自分に合わなくなった古い習慣、人間関係、場所からの「離脱」が加速します。物質的な「所有（山）」よりも、精神的な「自由（火）」に価値が置かれるようになります。

「火」の時代を生き抜くためのヒント

第九運のエネルギーである「火」は、上昇する性質を持っています。 この運気の波に乗るためのポイントは、以下の2点です。

1. 「内面」を「外見」に一致させる

第九運には「美」「芸術」「装飾」という象意があります。 これからの時代、「中身が良いのは当たり前、それが目に見える形で表現されているか」が問われます。

自分自身が何者であるか。 その「魂の色」を、ファッションや言葉、ライフスタイルとして可視化すること。 「見た目を整える」というのは、単なるおしゃれではなく、「自分の在り方に嘘をつかない」という、この時代におけるマナーのようなものです。

2. 目に見えないものを大切にする

「火」は精神や心を表します。 メンタルを整えること、直感やインスピレーションを信じること、そして目に見えないエネルギー（運気や霊性）を日常に取り入れること。 これらが特別なことではなく、当たり前の教養として定着していくでしょう。

内側を整え、外側で魅せる。

時代は「山（留まる）」から「火（燃え上がる）」へと変わりました。 「火」の時代において、最も大切なのは「一貫性」です。

内側（魂・運気）が整っていても、外側（表現・デザイン）がズレていれば、その火は誰にも見つけてもらえません。 逆に、外側だけを取り繕っても、内側に火種がなければすぐに消えてしまいます。

私は、運命学と霊視による「内側の調整」と、デザインによる「外側の表現」。 この両輪を整えることで、あなたが本来持っている火を大きくするお手伝いをしています。