「できる」を「自信」に変える|初期の鑑定経験とフィードバックの活用法
「経験がなくて自信がない…」「本当に鑑定できるか不安…」
占術の知識は学んだものの、いざお客様を前にすると・・。そんな不安に襲われていませんか?「料金を受け取っていいのかな…」「鑑定中に言葉に詰まったらどうしよう…」と、悩んでしまうのは当然のことです。
でも、安心してください。この記事では、「できる」を「自信」に変えるためのステップと、お客様からのフィードバックを成長の糧にする具体的な方法をお伝えします。不安を乗り越え、自信を持って鑑定できる占い師になりましょう。
「できる」を「自信」に変える初期の鑑定経験
知識があっても実践経験が少ないと、どうしても自信は持てません。しかし、そのギャップを埋める方法はあります。
1. 「お客様」と向き合った事実を認め、自分を褒める
「鑑定ができる」ことと、「自信を持って鑑定できる」ことは全く別物です。お客様の前に立つまで、あなたはきっとたくさんの学びと準備をしてきたはずです。その事実をまず認め、一歩踏み出した自分をしっかり褒めてあげましょう。この自己肯定が、自信への第一歩です。
2. 「無料鑑定」はおすすめしない理由
「自信がないから最初は無料で…」と考える人もいるかもしれませんが、私は無料鑑定はおすすめしません。なぜなら、無料の場合、お客様も「感想は義務ではない」と考えがちで、質の高いフィードバックが得られにくい傾向があるからです。
少額で構いませんので、必ず対価を受け取って鑑定してください。 たとえ少額でもお金をいただくことで、あなたは全力で鑑定に向き合えますし、お客様もそれに対して「対価(感想)」を返そうという意識が芽生えやすくなります。
【モニター価格の活用法】 「価値を感じていただける方」かつ「モニター価格に理解がある方」に限定し、「ご感想をいただくこと」を条件に少額を設定しましょう。こうすることで、今後のあなたの糧となる質の高いフィードバックを集めやすくなります。
3. 「場数を踏む」ことが最大の解決策
鑑定経験が少ない時期は、私自身も「ちゃんとできるかな?」「どうやって話を続けよう?」「この金額は高すぎないかな?」など、不安ばかり募っていました。
そんな不安を乗り越えるには、純粋に数をこなすこと。これに尽きます。場数を踏むことで、次第に自分の鑑定の「型」が分かってきます。そうすると、自然と余裕が生まれてくるでしょう。
「うまくできるかな」という不安は、実は自分軸になっています。「お客様の悩みを解放する」という意識があれば、自然とお客様の方に意識が向き、傾聴できるようになります。
【厳しいけれど大切なこと】 「怖い」と感じる気持ちは分かります。しかし、「やりたい」なら、そこは乗り越えるしかありません。提供するが側が乗り越えていないことを、お客様にだけアドバイスするのは、とても卑怯なことだと思っています。
フィードバックを「成長の糧」にする技術
鑑定後にいただくフィードバックは、あなたの成長に欠かせない宝物です。
1. 「外れた意見」こそ徹底的に分析する
お客様から「当たった」と喜んでいただけた報告は、もちろん嬉しいものです。しかし、「外れた」という意見や、期待外れだったという声こそ、最も貴重なフィードバックだと捉えましょう。
なぜ、お客様にはそう感じさせてしまったのか? 占いの読み解きが違ったのか、伝え方に問題があったのか、お客様の求めているものとズレがあったのか。徹底的に分析し、次回の鑑定に活かすことで、あなたの鑑定精度は飛躍的に向上します。
「当たるのは当たり前」という意識を持つ一方で、「当てなきゃいけない」と執着しないことが重要です。当てに行くことに固執すると、かえって自分軸になってしまい、お客様の本質を見失うことがあります。
2. 練習の段階から「プロ意識」を持つ
「まだ勉強中だから…」「鑑定はできるかもしれないけど…」という気持ちは分かります。しかし、お客様から見れば、そんなことは関係ありません。その状態の人に、お金を払ってまで悩みを打ち明けたいとは、なかなか思わないものです。
完璧を目指す必要はありません。大切なのは、「ベストを尽くす」ということです。今できることを最大限やる、妥協しない、言い訳しない。常に自分の最大のパフォーマンスを発揮する。このプロ意識を練習の段階から持つことが、あなたの「できる」を揺るぎない「自信」へと変える鍵になります。
私自身も、座学で1年ほど知識を入れてから鑑定を始めましたが、今思えば同時並行で鑑定練習を始めても良かったと感じています。最初から対面でなくても、メール鑑定でも実践経験は積めます。
対面鑑定でのお客様から「話してよかった」と安堵していただけた時、その一言で「あ、お力になれたんだ」と救われました。
そして、それが大きな自信に繋がっていきました。あなたの鑑定も、必ず誰かの力になります。
まずは、あなたの占い師としての「核」をさらに磨き、お客様と真摯に向き合うためのプロ意識を育てていきませんか?