霊視とデザインで理想の未来へ

魂之神

サービスメニューの作り方|提供したい価値を具体的に表現する

「どんな占いメニューを作ればお客様に喜ばれるだろう?」「自分のスキルをどう料金にすればいいか分からない…」

サービスメニューの設計は、占い師として独立・活動する上で避けて通れない道です。ただ占術の種類を並べるだけでは、お客様にはあなたの本当の魅力や価値は伝わりません。お客様は「占いそのもの」を求めているのではなく、「占いの結果、どうなりたいか」「どんな未来が得られるか」という「変化」や「結果」を求めています。

この記事では、あなたの強みを最大限に活かし、お客様に「これを受けたい!」と感じてもらえる魅力的なサービスメニューの作り方を、具体的なステップで解説します。

「占い」ではなく「あなた自身」を商品にする

お客様は、単に「占い」をしてほしいだけなら、本を読んだり、ネットの無料サービスで十分事足ります。AIに占ってもらうことだって可能です。お客様があなたを選ぶのは、あなたが持つ個性、鑑定スタイル、お客様への接し方、そして何より「あなただからこそ導ける結果」を求めているから。

つまり、あなたが売っているのは「時間」であり、「あなたという存在の価値」そのものなんです。だからこそ、お客様にその価値を買ってもらうためには、常に自分を磨き、真摯に、誠実であることが不可欠です。信頼こそが、お客様との関係を築く土台となります。

どんなお客様を、どう導きたい?「価値」を軸にメニューを考える

「どんなメニューを作ればいいか分からない」と感じたら、まず以下の視点から考えてみましょう。

1. 自分の得意な占術をリストアップする

まずは、あなたが「これなら自信を持って提供できる」という占術やスキルをすべて書き出してみてください。それがあなたの提供価値の出発点です。

2. お客様のニーズを深く考える

次に、あなたがリストアップしたスキルを使って、「どんなお客様の、どんな悩みを、どう解決してあげられるか」を深く掘り下げます。

単に「タロット鑑定」というメニュー名ではなく、「うまくいかない恋愛に悩むあなたが、理想のパートナーと出会うためのタロット鑑定」のように、お客様が抱える悩みと、鑑定後に得られる具体的な未来や変化をメニュー名や説明文に盛り込みましょう。お客様が「自分のことだ!」と感じ、その先にあるポジティブな変化をイメージできるかが重要です。

3. 自分がどんなお客様を迎えたいか明確にする

サービスメニューは、あなたが提供したい価値を映す鏡であると同時に、「あなたがどのようなお客様と出会いたいか」を表明するものでもあります。例えば、「安ければ安いほどいい」というお客様もいれば、「高くても、質の高い鑑定でしっかり導いてほしい」というお客様もいます。

あなたが何を強みにするのか、どのような関係性をお客様と築きたいのかを明確にすることで、それに合ったお客様が自然と集まるようになります。この「自分軸」が定まれば、メニューの説明文、料金表示の仕方、特典の有無なども、自然と定まってくるはずです。

「一つに絞る」シンプルさが、お客様に選ばれる鍵

事業を始めたばかりの頃、私も霊視、四柱推命、易、手相など、たくさんの占術を個別のメニューとして提供していました。しかし、それでは「結局、何屋さんなの?」とお客様を混乱させてしまうことに気づいたんです。

私が提供するサービスは、「お客様の要望に臨機応変にセッションができる」という点に強みがありました。時間内であればどんな質問にも応じ、お客様の状況に合わせて柔軟に対応することで、鑑定に「型」が生まれません。この「時間でできることを全力でやる」というシンプルさが、結果としてお客様にとっての満足度を高めることにつながりました。

サービスを「一つに絞る」メリットは計り知れません。

  • 集客のしやすさ: 何を専門にしているかが明確なため、お客様があなたを見つけやすくなります。
  • 収益の柱として考える: 軸となるサービスがあることで、ビジネスの安定に繋がります。
  • リソースの集中: エネルギーや時間を一つのサービスに集中投下でき、専門性を高められます。
  • お客様の混乱回避: 「あなたは何の専門家か」が明確になり、お客様は安心してサービスを選べます。

私の場合は、デザインのキャリアが10年以上あったため、それを手放すのはもったいないと感じました。そこで、霊視・占いとデザインを組み合わせることで「私だけのデザインを提供する」という独自のポジションを確立したんです。まずは、あなたが提供できることをシンプルに、「これは!」という一つに絞って考えてみましょう。

サービスの最終チェック|自信を持って提供するために

最終的にメニューが完成したら、主観を捨て、俯瞰的に自分のサービスを見てください。 「もし自分がお客様の立場だったら、このメニューを見て受けたいと思うだろうか?」と、心境になって考えてみることが重要です。

もし「買いたいと思えない」と感じるなら、何が弱いのか、どうしたらもっと魅力的になるのか、その課題に目を向け、改善していくことで、あなたは自信を持ってサービスを提供できるようになります。

「小さな成功体験」を積み重ねるように、まずは「これだ!」と思えるサービスメニューを作り、それを一つずつ丁寧に実行していくことで、あなたの占いビジネスのロードマップは着実に現実へと進んでいくでしょう。

料金設定の考え方|あなたのスキルと価値に見合った適正価格へ