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天中殺を怖がる必要はありません!賢く乗り越える方法

セッションをしていると、「天中殺って何ですか?」というご質問をいただくことがあります。「殺」という言葉が入っているためか、怖いイメージを持つ方が多いようです。確かに、聞くと少し不安になるかもしれませんね。

でも、どうぞご安心ください。天中殺は、決して恐ろしいものではありません。むしろ、自分自身を見つめ直し、大きく成長するための大切な期間だと私は考えています。

この記事では、天中殺とは具体的に何なのか、そしてこの期間をどのように過ごせば良いのかを詳しく解説していきます。

天中殺とは?東洋占術における「運の空白期間」

天中殺(てんちゅうさつ)は、東洋占術、特に算命学などで用いられる運勢の考え方の一つです。

よく「天が味方してくれない期間」と表現されますが、これは「天=天の運気」と「中殺=空白や破壊」という言葉が示す通り、天の運気が一時的に弱まる期間を意味します。この期間は、物事が思うように進まないと感じやすいと考えられています。

一言で言えば、「エネルギーが不安定になる時期」と捉えることができます。ちなみに、天中殺は別名で「空亡(くうぼう)」とも呼ばれ、文字通り「天(運)と縁がない状態」を表しています。

天中殺の主な特徴

天中殺期間には、いくつかの特徴が見られます。

  1. 運気の停滞:新しいことを始めたり、大きな決断を下したりするのは、この時期には避けた方が良いとされています。人間関係がギクシャクしたり、計画がなかなか進まなかったりと、トラブルや誤解が生じやすい時期とされます。
  2. 内面を見つめ直す期間: 一方で、この時期は内省や準備の時間として活用することが良いとされています。無理に外向きの行動をするよりも、「自分の価値観を見つめ直す」「将来の目標を具体的に考える」など、自分の内側とじっくり向き合うのに適しています。
  3. 影響の出方は人それぞれ :天中殺の影響は、全ての人に同じように現れるわけではありません。強く影響を感じる人もいれば、あまり感じない人もいます。これは、個人の命式(生年月日や生まれ時間に基づく運勢図)によって、影響の出方が異なるためです。

天中殺の期間と私自身の経験

天中殺を全く気にしないという占い師もいますが、私自身の経験からも、天中殺の影響と考えられる事柄が一つや二つではないため、無視できるものではないと判断しています。

天中殺には、大きく分けて年単位と月単位の期間があります。

  • 年単位の天中殺: 12年のうちの2年間
  • 月単位の天中殺: 12ヶ月のうちの2ヶ月間

より大きな影響が出るのは年の天中殺ですが、月の天中殺も意識して過ごすことで、思わぬトラブルを避け、スムーズな日常を送ることにつながるでしょう。

天中殺を「守りの期間」として賢く活用する

この時期は「準備期間」として捉え、内面の成長や将来に向けた計画を練るのがおすすめです。天中殺という言葉が一人歩きして、怖いイメージを持たれがちですが、正しく理解すれば、決して恐ろしいものではありません。

天中殺は「攻めの時ではなく、守りの時」です。新しい挑戦よりも、現状維持や再構築、そして蓄えを増やすことに適した期間なのです。この時期を上手に活用すれば、次の運気を力強く引き寄せるための大切なステップとなります。

ご自身の天中殺期間や、運気の流れについて詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。セッションにて丁寧にお伝えいたします。

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