サービスメニューの作り方|提供したい価値を具体的に表現する

「どんなメニューを作ればお客様に喜ばれるだろう?」 「自分のスキルをどう料金に反映させればいいか分からない」

サービスメニューの設計は、占い師として独立する上で避けて通れない壁です。しかし、多くの人が陥る罠があります。それは「タロット鑑定」「四柱推命」といった「占術の名前」をメニューにしてしまうことです。

お客様は「占いそのもの」にお金を払っているのではありません。占いの結果、自分の人生がどう変わるのか、どんな未来が得られるのかという「変化」と「結果」を求めています。今回は、あなたの強みを最大限に活かし、お客様が「これを受けたい!」と即決するメニューの作り方を解説します。

目次

「占い」ではなく「あなたというブランド」を商品にする

今の時代、単に「占い」をしてほしいだけなら、AIや無料サイトで事足ります。それでもお客様があなたを選ぶのは、あなたの個性、鑑定スタイル、そして「あなただからこそ導ける結果」を求めているからです。

つまり、あなたが売っているのは「時間」ではなく、これまでの人生経験や研鑽を含めた「あなたという存在の価値」そのものです。デザイナーとして15年、鑑定師として8年活動してきた私だからこそ断言できるのは、信頼こそがメニューの価格を決定づける土台になるということです。

価値を軸にメニューを構築する3つのステップ

「選ばれるメニュー」を作るには、主観を捨てて構造的に考える必要があります。

  1. スキルの棚卸しと「掛け合わせ」 まずは自分が自信を持って提供できる占術をすべて書き出します。重要なのは、それを単体で売るのではなく、他の経験と掛け合わせること。私の場合、「霊視・占い」と「デザイン」を掛け合わせることで、唯一無二のポジションを確立しました。
  2. ニーズを「ベネフィット」に変換する 「タロット鑑定」という名称を、「迷いを断ち切り、理想のパートナーを引き寄せるためのタロット」に変えてみてください。お客様が「自分のことだ!」と感じ、その先のポジティブな変化をイメージできるかが、クリック率(CTR)を左右します。
  3. 出会いたいお客様を「フィルタリング」する メニューは「誰を拒否し、誰を迎え入れるか」を表明するものです。価格設定や説明文を通じて、あなたが大切にしたい価値観に共鳴するお客様だけが集まる仕組みを作りましょう。

「一点集中」のシンプルさが収益を安定させる

起業当初、私も多くの占術を別々のメニューにしていました。しかし、それでは「結局、何屋さんなの?」とお客様を混乱させてしまいます。

私の強みは、時間内であればどんな質問にも臨機応変に応じ、複数の占術を組み合わせて最適な答えを出すスタイルです。この「時間内でできることを全力でやる」というシンプルで柔軟な設計こそが、お客様の満足度を最大化させました。

  • 専門性の明確化: 何の専門家かが伝わりやすくなり、集客が容易になる。
  • リソースの集中: 複数のメニューを管理する手間を省き、一つのサービスの質を極限まで高められる。
  • 混乱の回避: お客様が迷わず「これをお願いします」と言える導線を作る。

まずは、あなたが提供できる最高の価値をシンプルに「これだ!」と思える一つに絞ってみてください。

自信を持って提供するための最終チェック

メニューが完成したら、一度お客様の立場になって俯瞰してください。「もし自分が悩んでいるときに、このメニューを見たらお金を払って受けたいと思うか?」

もし「買いたい」と思えないなら、何が足りないのか。言葉の熱量か、未来の提示か、あるいは自分自身の覚悟か。そこを改善していくことで、あなたの「できる」は揺るぎない「自信」へと変わり、ビジネスのロードマップは現実へと動き出します。

判断の軸を、現実で使える形に戻す

ここで扱っているのは「正解」ではなく、決めるための軸です。
迷いが続くときは、状態と選択を一度整える必要があります。

雨龍 光(うりゅう ひかる)
霊視鑑定師 / 東洋占術家 / デザイナー
霊視による本質の洞察と、四柱推命・易・風水といった東洋占術の理論を核に、相談者が自らの人生を再構築するための視点を手渡しています。 15年のキャリアを持つ現役デザイナーでもあり、形のないものを現実に定着させること、そして「視えたものを、現実で機能させること」を一貫した信条としています。
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