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占術選びの基礎知識|東洋・西洋占術から自分に合ったものを見つける

「どの占術を選べばいいか分からない…」「試しに学んでみたけど、なんだかピンとこなかった…」

占いを学びたいけれど、たくさんの占術を前にして、立ち止まってはいませんか?自分に合う占術が見つからず、この先どうすればいいか迷ってしまうのは当然のことです。

でも、安心してください。この記事では、東洋占術と西洋占術それぞれの特徴を深く理解し、あなたの個性や目的に合った最適な占術を選ぶための判断基準を解説します。あなただけの「これなら続けられそう!」と思える占術を見つけ、学びへの確信を深めましょう。

どの占術を選べばいい?まずは「得意分野」を知ろう

世の中にはたくさんの占術がありますが、大きく分けると東洋占術と西洋占術に分類されます。そして、それぞれが異なる得意分野とアプローチを持っています。

1. 東洋占術と西洋占術、それぞれの特徴

占術は、その特性から主に3つのカテゴリーに分けられます。

  • 命術(めいじゅつ):生まれた日時など先天的な情報から、持って生まれた運命や宿命、性格、才能などを占います。変わらない「軸」を知ることに長けています。
    • 代表的な占術:四柱推命、算命学、紫微斗数(しびとすう)、宿曜占星術、占星術(ホロスコープを読む西洋占星術もここに含まれます)
    • 得意な相談内容:人生の全体的な流れ、適職、相性、将来の傾向、根本的な性格分析
    • 適した思考タイプ:論理的思考が得意な人、体系的に物事を捉えたい人。学ぶ際には「ルール(法則)」を覚えることが多いため、学問のように基礎を固めるのが好きな人におすすめです。
  • 卜術(ぼくじゅつ):偶然出たシンボルや数字、カードなどを使って、特定の時点の状況や近い未来、物事の吉凶を占います。具体的な行動の指針や、短期的な答えを出すのに適しています。
    • 代表的な占術:タロットカード、ルーン、易(えき)、おみくじ
    • 得意な相談内容:Yes/Noで答えられる質問、今の状況に対するアドバイス、近い未来の出来事、具体的な行動の選択
    • 適した思考タイプ:直感的で、ひらめきを重視する人。教科書的な意味だけでなく、自分の経験や解釈を加えて「意味を創造していく」のが得意な人に向いています。
  • 相術(そうじゅつ):形あるもの(顔つき、手相、家相など)を見て占います。努力や環境によって変化する可能性を示唆します。
    • 代表的な占術:手相、人相、風水、家相、姓名判断
    • 得意な相談内容:現在の状態、健康運、対人運、環境改善のアドバイス、努力次第で変えられること
    • 適した思考タイプ:観察力があり、細かな変化に気づくのが得意な人。命術と卜術のどちらの要素も含むため、バランスの取れた学びが可能です。

2. あなたの思考パターンと占術の相性

友人に相談された時、あなたはどのように対応することが多いですか?

  • 共感し、感情に寄り添うことが多い(感情に素直、直情的):卜術が向いている可能性があります。直感力や共感力を活かし、相手の気持ちに寄り添った鑑定がしやすいでしょう。
  • 新しい提案や論理的な解決策を考えることが多い(論理的思考):命術がおすすめです。法則やルールを理解し、体系的に分析することで、深い洞察を提供できるでしょう。
  • どちらの側面も持ち合わせている、または具体的な形から読み解くのが得意:相術が適しているかもしれません。

「ピンとこなかった」経験は無駄じゃない|学び方を変えるヒント

「試しに学んでみたけれどピンとこなかった」という経験は、決して無駄ではありません。それは、単に学び方が合っていなかっただけかもしれません。

私自身、タロットを学び始めた頃は、教科書のように意味を覚えることに必死でした。タロットは「直感向け」と言われますが、やはり知識も必要で覚えることも多いです。

しかし、本当に大切なのは「意味を自分の経験から作り出していく」こと。つまり、教科書通りの意味を覚えるだけでなく、自分自身の人生経験と結びつけ、創造的に解釈する力が求められるのです。

一方で、命術はまず「ルール(法則)」を覚えないと鑑定できません。これはまさに「教科書を覚えること」に近い作業であり、だからこそ占いは「学問」とも言えるでしょう。

  • 自分で創造することが得意な人:卜術が向いています。
  • まずはルールを覚えることが得意な人:命術がおすすめです。
  • そのどちらの要素も持つ人:相術が適していると捉えられます。

私が東洋占術に強く惹かれた理由

私が東洋占術に強く惹かれたのは、まず「軸が必要だ」というところにありました。学びの基礎となる覚えるべきことが非常に多いと感じました。しかし、それを乗り越え、根本の法則を理解することで、様々なことが占えるようになる奥深さがあります。

何よりも、東洋占術は根本軸が同じであるため、一つの占術をしっかり学べば、他の東洋占術を学ぶ際にも関連することが多く、知識と知識が「点で繋がっていく面白さ」があるんです。私はそこに強く惹かれました。そしてそれは、学び続ける上で大きな楽しみの一つとなっています。

自分に合った占術を見つけるために

今思えば、「合わない占術」というのはありません。ただ「向き不向き」はあり、それは学び方やアプローチ次第で変わる可能性があります。

重要なのは、あなたの個性や思考パターンに合った占術を選ぶこと。そして、まずは「好き」という気持ちを大切に、その占術を深く掘り下げてみることです。あなたが熱中できる占術に出会えれば、その学びはきっと大きな喜びとなり、あなたの占い師としての軸を形作っていくでしょう。

占術スキルを習得し、深化させるための具体的な学び方については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

占術スキルの習得と深化|独学?スクール?実践的な学び方