「スピリチュアル」への違和感と、それでも私が「見えない世界」を語る理由

Instagramやブログの発信ジャンルを選ぶ時、私は便宜上「スピリチュアル」というカテゴリを選ぶことがあります。

目に見えない世界や、エネルギーの巡りを扱う仕事ですから、広い意味では間違いではありません。 しかし、正直に告白しますと、私はこのカタカナの「スピリチュアル」という言葉に、ずっとわずかな違和感を抱いてきました。

なぜなら、その言葉の響きには、どこかフワフワとした、魔法のような「ファンタジー」の印象が付きまとうからです。

ただ、誤解していただきたくないのは、私はスピリチュアル(霊的真理)そのものを否定しているわけではありません。 現に、私のセッションでは「チャクラ」や「オーラ」といった言葉を頻繁に使います。

今回は、私が考える「スピリチュアル」と「霊性」の違い、そして見えない世界を扱うプロとしてのスタンスについてお話しします。

目次

「幻想」ではなく「システム」として扱う

私が「チャクラ」や「オーラ」という言葉を使う時、それは流行りのファッションとして使っているのではありません。 それらが、人間を理解するための完成された「システム(体系)」だからです。

例えば「チャクラ」という概念。 これは現代のスピリチュアル用語のように思われがちですが、ルーツは古代インドの哲学・医学にまで遡ります。 何千年も前から、人々が「目に見えないエネルギー」を論理的に解明しようと積み上げてきた、一種の「人体エネルギーの解剖図」です。

なぜ、そうだと言い切れるのか?

私はこれらの概念を、本で読んだ知識としてではなく、自分自身が体感し、検証してきた「事実」として扱っています。

「なぜそこまで言い切れるのか?」と問われれば、 「私自身が経験したから」 としか答えようがありません。

私にとっての見えない世界とは、雲の上にある夢物語ではなく、電気や重力と同じように確かにそこに存在し、法則性を持って動いている「原理」なのです。 だからこそ、私はそこに「幻想」を売るつもりは一切ありません。

霊性とは「文化(OS)」である

エネルギーには、普遍的なシステム(チャクラなど)がある一方で、「文化による相性」もあります。

私は、「霊性とはその土地の文化の表れである」と考えています。 例えば、西洋には西洋の、インドにはインドの、そして日本には日本の「神様(エネルギーの形)」がいます。

もちろん、私は多様性を尊重しています。 天使や妖精といった西洋的な概念も否定しませんし、古代インドのチャクラ概念も柔軟に取り入れます。

しかし、その根底にあるベース(OS)は、あくまで「日本人としての霊性」です。

  • 神社に手を合わせる時の清々しさ
  • 自然の中に神聖さを感じる感性
  • 「おかげさまで」と感謝する心
  • 桜が散る姿に感じる無常観

こうした、言葉にしなくても私たちのDNAに刻まれている「和の精神性」を土台(OS)にしつつ、その上でチャクラやオーラといった「他国の優れたシステム(アプリ)」を稼働させていく。

これが、私が考える最もバランスの良い、地に足のついたスタンスです。 やはり私たち日本人の魂に最も深く響き、最もスムーズに作用するのは、この日本の風土で育まれてきた感覚だと信じているからです。

「現実」を生きるためのスピリチュアル

世間一般でいう「スピリチュアル」は、時に現実逃避の手段として使われることがあります。 「嫌なことから逃げて、キラキラした世界に行きたい」という願望です。

しかし、私が伝えたいのは逆です。 「現実を、より力強く生きるためのスピリチュアル」です。

エネルギーを整えるのも、チャクラを活性化させるのも、すべてはこの現実世界で、あなたらしく成果を出し、幸せを感じるため。

いわば、人生という荒波を乗りこなすための「羅針盤」や「操縦技術」として、見えない力を使ってほしいのです。 一時的な癒やしではなく、生きるための道として。

現実を生き抜くための「エネルギー論」

私はこれからも、「チャクラ」や「オーラ」という言葉を使いますし、便宜上「スピリチュアル」というタグも使うでしょう。

ですが、私が発信しているのは、キラキラした魔法ではありません。 経験と検証に基づいた、人生を最適化するための「エネルギーの論理」です。

「不思議な話は苦手だけど、理屈が通っているなら聞いてみたい」 「地に足のついたアドバイスが欲しい」

そんな、現実を直視できる賢明な方々と、ご縁が繋がれば嬉しく思います。

雨龍 光(うりゅう ひかる)
霊視鑑定師 / 東洋占術家 / デザイナー
霊視による本質の洞察と、四柱推命・易・風水といった東洋占術の理論を核に、相談者が自らの人生を再構築するための視点を手渡しています。 15年のキャリアを持つ現役デザイナーでもあり、形のないものを現実に定着させること、そして「視えたものを、現実で機能させること」を一貫した信条としています。
目次